5話-血の繋がり-
……ぱ、ぱ…
維芳
実は
優馬は俺の子じゃない。
一切血は繋がってない
結婚して半年
咲
維芳
子供ができたの。
…担当との
維芳
咲
こいつは結婚する前から
ほぼ毎日のように
ホストに通っていた
2,3ヶ月前から
お腹に子供がいるのは知ってた
だから、別に驚かない
維芳
咲
咲
咲
維芳
維芳
咲
なんで結婚なんかしたんだろ…
維芳
そんな言葉が口からこぼれた。
咲
咲
すると頬を思いっきり叩かれた。
維芳
担当に会いに行くために
毎月手入れしていた爪が
俺の頬を引っ掻く。
維芳
咲
咲
咲
あれからというもの
あいつはホストに通うのをやめなかった
家に帰ってくる頻度も少なくなった
あの日から3年後
インターホンがなり玄関に行くと
あいつがいた。
咲
手には大きなバックと子供を抱えていた
後ろにはスマホをいじる担当らしき奴
咲
維芳
咲
優馬
咲
維芳
あんたなんかいらないんだから
これ以上育てれば私が殴られるの
産んだ私が馬鹿だった。
維芳
自分の子供よりも好きな奴を優先
バカにも程がある
肌を隠している理由もわかった
咲
咲
優馬
優馬
咲
ポケットから
俺が渡した結婚指輪を出した
咲
それを玄関の棚に置いて
出ていった
優馬
維芳
優馬
優馬
置いていったバックには
服や哺乳瓶、オムツがたくさん
維芳
優馬
優馬を抱えると
ほかの子供よりも軽い気がした
維芳
優馬
維芳
優馬
優馬は俺の方に手を当ててきた
維芳
優馬
維芳
優馬
維芳
親がいなくても一切泣かなかった。
優馬
維芳
優馬をソファに置いて
隣に座る
仕事もあるしさすがに1人は可哀想
だから家政婦を雇うことにした
優馬
維芳
コメント
5件
案外重くてときめいてる自分と奥さんぶん殴りたい自分でバトってる。 いや、どっちもだわ(