【第2章】新しい人生

ここ来てから警戒解いたし 能力は透視以外ココでは使ってないし 多分使ったら怒られるやろうし←

と、ナイトがブツブツ言っていると

ｶﾞﾝｯ

ダクトからぶら下がる形でゾムが出てきた

何かゾムの身体くそ筋肉質やん。 訓練は怠ってないんかな？

ちょっと強引にだしてしまったか？ だがあの王族のノイズ... 下手したら俺以外も目標にしそうだからな 俺なんて男の姿なのにあの態度だゾ...？

と、ナイトが辺りを見渡してみると

ﾊﾞｷｯ(握り潰す)

廊下

ナイトはバケツに水をくんできた。 そして持っていた雑巾を濡らして 拭き掃除をしている

拭き掃除をしていると誰かが歩いてくる音が聞こえる

ナイトは身長がかなり低いため。その人の顔が見えなかった。 が声ですぐ分かった

ﾊﾞｼｬｧｯ

その言葉と同時にバケツの水をかけてくる

ナイトはノイズがナイフを持っている事に気がついた そしてノイズは通りかかるときにナイトの右腕を

ｻﾞｼｭｯ

ナイトは避けれても避けたりしなかった。 能力を使わずともこの程度避けられる。 だが、それによって他の幹部達がもし傷ついたら？

そう考えたらその行動が1番得策だと考えた

ナイトは自分の腕を治そうとする

ナイトは自分の腕を、能力で出した板に包帯で固定した

後は自分と廊下にかかった汚水と 散乱した物をどうするか...だ

ナイトが顔をあげる

この時、貴方だと気づけなくてどれだけ後悔した事か。

そのセリフを言った人が月を眺めている。 顔や容姿は良く見えないがとても懐かしい雰囲気だ

あれ？何でこんな所に...これは俺の記憶？

キレイやな。 俺の運命の人はこの人で 前世から俺とこの人はずっと一緒。 ずっと仲良しで両思い。 そうだったらええのにな

その人は気が緩むと、とても綺麗な笑みを浮かべる。 その時、その笑顔を独り占めしたいと思った... そして、一生守ると誓った思った

なのに、そんな事思っとったのに

....!!

....ここは。

目の前には霞んで良く見えない人がいた

その人は 甘いものが好きで 優しくて かっこよくて そしてなにより

愛しい人

その人には外交で見せるような偽りの笑顔ではなく "本当の"笑顔で居られたと思う

その人は俺らの事を考えてたのしませる まるでエンターテイナーそのもの。 彼女を俺の手から絶対に離したくはなかった でも、あの時。戦争の時。 俺は....気づけなかった

そのまた、という言葉は...もう...

ナイトは近くに寄って2人を抱きしめた

2人は他の人に比べてあまり泣かなかった 俺の事を思って我慢している様子だった

この後 皆で掃除を終わらせて俺は自室に戻った。 ノイズが俺に危害を加えたことは今は黙っておこう... 何か対策をしなければとこの日は考えて終わった