あの女がやばいと気づいたのは彼女にパンケーキを振舞った夜だ
寝ていた時に夢に出てきた
その夢では様々な顔のいい男たちが彼女のもとに近づいて跪いた
彼女は恍惚な表情を浮かべほくそ笑んでいた
その輪の中には貴族や当主一族の者たちもいた
俺は彼女に呼び出され。その後...
思い出すだけで吐き気がする
彼女が嫌な訳では無い
その夢を見てしまってからは彼女との会話が苦痛だった
だから頼み込んでプラエルディアムを出た
フルミア
はぁッッ...はぁッ
あの女は狂っている
僕は1度止まり呼吸を整えた
エピカ=エロース
随分と走り回ったのね..
エピカの声だ
前にも後ろにも隣にもいない
彼女は上空にいた
やはり僕の夢は予知夢だったんだ...
嫌ッッ...嫌ッ!!
エピカ=エロース
私を..見なさい...!!
きっと貴方が普通の人間だったならば...
僕は君に...
そう言い切る前にフルミアは倒れた
エピカ=エロース
ふふッッ...ようやく1人目ね
アイアール
まったく..これだけ時間をかけて1人だけとは
エピカ=エロース
あら..ごめんなさいね
エピカ=エロース
ずっと記憶を失っていたものだから
エピカ=エロース
未だに全部思い出しては無いけどね
アイアール
まぁ、いい
アイアール
とにかくいい場所を見つけたから来い
2人はとある屋敷に向かった
エピカ=エロース
ここ..私たちがいていい場所かしら?
アイアール
お前は五公のうちの一人だ
エピカ=エロース
あら、私が??
アイアール
らしいぞ
アイアール
(でもアタシが行った時はみすぼらしい家にいたはすだ)
アイアール
(一体何が...?)
アイアール
とにかく、ここの地下にでもそいつを入れておけ
エピカ=エロース
ふふッッ..もうすぐ日が暮れるわね
エピカ=エロース
さぁ..フルミア
私と最高の夜を過ごしましょう