わたしはしょうらい
ピアニストになるの!
たくさんれんしゅうしてるんだ!
...から数年後
不雨
...
友達
あの人、ちょっと気味悪いよね。
あの人と言うのは不雨さん。
とてもピアノが上手で、
学校の行事のピアノは
ほとんど不雨さんがやっている。
友達
きっと自分が出来る人だと思ってるのよ。
不雨さんの噂は悪い噂しか聞かない。
あまり話しているところを
見ないからかしら?
友達
ねぇ、海はどう思う?
海
えっ!っと、
私は皆が思っている様な事は
思っていない。
強いて言えば羨ましい。
海
...ん?
一つの手帳が落ちていた。
海
名前...書いてない。
海
(...見る?嫌...仕方ないよね!
そこに書いてあったのは...
今日も皆は無視してくる。
これだからピアノをやりたくないんだ。
親からの圧が凄い。
こんな事したくない。
と、書いてあった。
ムカついた。
あんなに頑張って練習してきたピアノを
やりたくないっていわれて...
不雨
...!あっそれ私の...
海
...不雨さんの
不雨
えぇ、だから返してほし...
海
なんなのよ!
海
ピアノをやりたくないって!
不雨
っ!
海
はっ!
あれ?
不雨
どうしたの?
海
えっ?
あ、そうだった。
不雨とは友達だった。
じゃあさっきのは夢か。
忘れてた。