テラーノベル
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その日、仕事を終えて帰宅したのは21時頃だった。
今日も降谷はいない。
静かな部屋。 明かりは消えたまま。
松田深緒
その時、白い影が勢いよく駆け寄ってくる。
ハロ
松田深緒
深緒はしゃがみ込み、頭を撫でた。
ハロは嬉しそうに尻尾を振る。 その姿に少しだけ口元が緩んだ。
ーーーーー
帰りに買った弁当をレンジへ入れる。 テレビはつけない。
深緒はぼんやりキッチンへ寄りかかった。
そして思い出す。 今日のことを。
『百合を忘れたわけじゃないんです』
黒沢の声。
『今でも大事なんです』 『愛してるんです』
静かな部屋、レンジが回る音だけが響いた。
松田深緒
ーーーーー
黒沢
黒沢
黒沢
ーーーーー
レンジが鳴る。 深緒は弁当を持ってテーブルへ座った。
でも、食欲が無かった。 ただぼんやりと俯く。
黒沢は百合を裏切ったのだろうか。
松田深緒
でも、深緒は黒沢を責められなかった。
責めたいとも思わなかった。
松田深緒
今まで、そんなこと考えたこともなかった。
研二は研二だった。
今も。これからも。ずっと。 大好きな人。
それだけだった。それだけでよかった。
だから今日。 黒沢と話して、今まで見ないようにしていた扉を不意に開けられたような気持ちになった。
松田深緒
ぽつりと零れる。
答えなんて出ない。出したくもない。
松田深緒
ハロ
松田深緒
深緒は顔を上げる。
松田深緒
松田深緒
ハロを膝に乗せる。
そして、無意識に視線が向いた。
向かいの席。そこには誰もいなかった。
松田深緒
数秒見つめ、ゆっくり目を逸らす。
ハロ
松田深緒
ハロが突然玄関へ向かう。 そのまま落ち着かない様子で尻尾を振った。
松田深緒
ハロ
松田深緒
松田深緒
ハロ
深緒はリードを手に玄関を出た。
ーーーーー
ハロはご機嫌に尻尾を振りながら歩いている。
松田深緒
ハロ
その時だった。 ハロが突然立ち止まる。
耳がぴくりと動いた。 何かを見つけたみたいに。
松田深緒
次の瞬間。
ハロ
勢いよく走り出した。
松田深緒
慌てて追いかける。
ハロは迷わない。 一直線だった。
エントランス脇。植え込みの方へ向かう。
そして。
ハロ
松田深緒
人影が見えた。 俯いたまま座り込んでいる。
松田深緒
呼吸が止まる。
松田深緒
松田深緒
月明かりの下。 顔を上げた男は、傷だらけだった。
降谷零
#名探偵コナン
坂田銀にゃん
10
#鬼滅の刃
コメント
5件

コメント失礼します(* .ˬ.)" どの作品もとても大好きで楽しみに見てます 体調に気をつけて頑張ってください 応援してます 続きを楽しみに待っています
降谷さァァァん!!深緒の寿命をどんだけ縮めれば気がs(((殴