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神代類
東雲彰人
放課後。何となく寄った一年生の教室には眠ってる恋人が居た。
神代類
神代類
目に付いた時間割には三時限目に体育の赤色の文字。きっと東雲くんは疲れて眠ったんだろうね
神代類
東雲彰人
神代類
東雲彰人
神代類
神代類
僕は身を乗り出して眠っている東雲くんの頭に口付けをする。甘い香りがするオレンジの髪が鼻腔を刺激して擽ったい。
神代類
神代類
神代類
東雲彰人
髪に何かが触れる感触。覆い被さった陰でセンパイのものだと気が付いた。
東雲彰人
東雲彰人
…それとも、オレを探しに来たとか?
東雲彰人
神代類
東雲彰人
神代類
頭を優しく撫でられる感触。センパイは恋人らしい触れ合いをあまりしてくれないのに、何で今日に限って…
東雲彰人
東雲彰人
神代類
東雲彰人
神代類
東雲くんが起き上がった。寝惚け眼のとろんとした瞳が真っ直ぐ僕を見つめる
神代類
東雲彰人
大きな欠伸と共に伸びをする東雲くんは僕が名前を呼んだ事に気付いてないようだ。まるで呼ばれたから起きたかのように見えて、鼓動が早まる。
東雲彰人
神代類
神代類
東雲彰人
神代類
神代類
初めての感情に戸惑った僕に東雲くんが、それは恋だと教えてくれたのがきっかけ。そこからはなし崩し的に恋人関係になったものの特に変化は見受けられなかった。
東雲彰人
神代類
東雲くんが驚いた様な顔で見つめてくる。
東雲彰人
神代類
東雲くんが頬に触れてくる。寝起きの割に温い体温。けれど心地いい
東雲彰人
神代類
神代類
センパイと恋人になってからも「苦手なセンパイ」の印象はまだ残ったまま。それを増長させてるのは素直にならないこの人のせいだ
東雲彰人
神代類
東雲彰人
神代類
別に、なんて沈んだ顔で言うセンパイに苛立ちを覚える。泣きそうだったくせに、
東雲彰人
神代類
何言ってるんだこの人。恋人に会いたいって言うのが迷惑?んな訳あるかよ
東雲彰人
神代類
東雲彰人
神代類
ごちゃごちゃうるさい唇を塞ぐ。口にしたいって言ってたのこの人だし、いいよな
神代類
東雲彰人
神代類
東雲彰人
神代類
東雲彰人
神代類
東雲彰人
真っ赤な顔で慌てるセンパイは普段の飄々とした姿からは考えられない。全く、やはり