戸狩
渋谷
戸狩
奈央
渋谷
奈央
戸狩
奈央
渋谷
奈央
戸狩
渋谷
奈央
奈央
戸狩
奈央
奈央
渋谷
奈央
奈央
律と戦い始めて数分が経った
攻撃しては避け、攻撃しては避けてを繰り返している
こっちの方が強い…はずなのに
私は重症、律は軽傷しか負っていない
優愛
律(暴走)
優愛
律(暴走)
優愛
連続で攻撃してくるから、私が攻撃をする隙も無い
それに、なぜか霊夢たちのスペカも使えていて、勝ち目がない
優愛
優愛
律(暴走)
優愛
私はもう全身血まみれで、何度も血を吐いている
自分でもわかっている、もう体は限界を迎えていることを
なぜ立っていられるのかも不思議なほどだ
それに、戦いが始まって数分が経った頃
微かながら複数の視線を感じる
おそらく、紫さんのスキマを使って見ているのだろう
律(暴走)
優愛
戦いの傷や疲労で、私は律からの攻撃を避けられなかった
もう死ぬんだ、そう思っていたら
律(暴走)
優愛
急に律の攻撃が止んだ
驚いた私は、思わず律の顔を見た、そこには‥‥
律(暴走)
なぜか泣いている律の顔があった
優愛
私はわけがわからなかった
今の律には感情がない…はずなのに
なぜか律は泣いている
律(暴走)
律(暴走)
優愛
律(暴走)
律(暴走)
「逃げて」
律からは、そんな言葉が聞こえてきた
さっきまでの律とは真逆だった
律(暴走)
律(暴走)
律(暴走)
律(暴走)
優愛
律(暴走)
優愛
優愛
律(暴走)
私は急に律に脇腹を蹴られ、対処することができなかった
それよりも、私は気になったことがあった
私から見て、律は"なにかに抗っているよう"に見えた
優愛
ふと私は、忘れていたことを思い出した
あなた昨日律が誘拐犯に謎の薬を入れられたって言ってたでしょ!? (霊夢)
おそらくその薬の効果が出てるのよ! (霊夢)
もしかしたら、律はその薬に抗っているのかもしれない
律(暴走)
律(暴走)
優愛
優愛
優愛
律(暴走)
律(暴走)
そして私は、律を封印することにした
優愛
優愛
正直、律を封印するのは心苦しかった
ずっと一緒にいて、晴陽ちゃんに会うまでは律が唯一の生きる意味だったから
でも、今の私じゃ律を止める方法がこれ以外に無かった
優愛
優愛
私はそんな淡い期待を抱いて
無理やり戦闘を終わらせた