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不器用で優しい君が好き

不器用で優しい君が好き

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不器用で優しい君が好き

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2022年07月13日

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青黄

不器用で優しい君が好き。

休み時間。

黄ちゃん〜テスト近いから数学教えてー!

....

黄ちゃん?おーい

あぁ、赤か....

青ちゃんの本気そうな目を見て

なんだかずっと彼の事しか

頭になかった

疲れてる....?

黄ちゃん今日何も無いところで何回もつまずくし、

提出物は忘れるし

青色に凄い反応するし

ずぅーっと上の空だし

うん。青ちゃんのせい

青ちゃん....?

いやこっちの話....勉強なら桃くんに教えて貰ったら?

むむむり!桃ちゃんに馬鹿って思われたくないし!

多分見つめられると恥ずかしくて集中出来ないもん//

顔を真っ赤にして首をブンブン振る赤。

いつもあんなにイチャイチャしてるのに

僕は少し笑うと後ろを指さした

ですって桃くん

あーもー、赤可愛い好き大好き愛してる

桃くっ!//

桃くんがぎゅうぎゅうと赤を後ろから抱きしめる

いわゆるバックハグという奴だ

苦しいから離れてっ!//しかもここ学校!!

えぇ〜学校ごときにイチャイチャする時間取られてたまるか

そういう問題じゃない!//

僕....空気

完全に2人の世界に入り込んでる

と思ったら桃くんが急に僕の机にかけてあった紙袋を見て首を傾げた

あれ、それ青のマフラーじゃね?

あ、はい。返したいんですけど....タイミングが....

俺が返してやろうか?同じクラスだし

あ....じゃ、お願いしま....

うっそうっそー、今青に会いに行く口実がなくなっちゃうって思ったでしょ!

きゃー!黄ちゃん可愛いぃぃ!

はぁぁ!?//

確かに今日から数日はテスト週間で

生徒会の仕事はないけれど....

別に会いたいとかじゃ....

青ちゃんのマフラー持ってるって....

付き合ったのか!?

いや、//なんでそういう解釈になる....

黄ちゃん顔赤いー!

ヒューヒュー

いや、ホントに付き合ってない//!!青ちゃんが勝手に!

ほぉ?へぇ?

桃くん殺られる準備はできてますか?

ひぃぃ!

拳を上げた僕に怯えて、桃くんは赤の小さな背中に隠れた

なぁ〜んだ。つまんないの

まあ、そういうことなら早く青ちゃんのとこ行ってきなよ!

赤まで....

青ちゃんはホントに黄ちゃんの事好きだと思う

赤は笑顔から、急に真剣な顔になった

いやいや....

なんかうまく言えないけど、顔?目かな?青ちゃんが黄ちゃん見る時の目、凄く優しい目してる

へ....

自分で言うのもなんだけどさ....桃ちゃんが俺見る時の目、溶けちゃいそうなくらい甘いって言うか熱っぽいいって言うか....//

愛されてんなぁって思うんよね//

赤はハートが出るくらいなんじゃないかと言うほど、本人の前で惚気ける

赤....今日は2人でお勉強会しようね....?

うん....?

恋に鈍感な赤が、彼氏ができるとこんなこと言うなんて....

青ちゃんが僕を見る時....?

よく、分からない....

結局、あのバカップルに押されて

1人青ちゃんの教室の前

紙袋を握りしめ、教室を恐る恐る覗く

すると、教科書やワークを机の上に広げている青ちゃんの姿が

クラスメイト

青お前、めっちゃ今回勉強すんじゃんw

まあね?

クラスメイト

最近付き合い悪いし....

クラスメイト

もしや、マジの子できたの!?

うん。

クラスメイト

えぇぇ!!誰っ!どんな子!?

そうだねぇ?

すると、教室にいる青ちゃんとバッチリ目があった

可愛いくて、頑張り屋さんで、たまに口悪いけど、笑った顔が可愛い子

!?//

まただ、あの優しい目で彼はまた僕を見る

あれが、赤の言ってた青ちゃんが僕を見る目....?

じゃあ、青ちゃんの事....信じても....

クラスメイト

おまw今可愛いって2回言ったぞw

うっせぇw

火照った顔を覚まそうと、僕はくるりと踵を返した

すると、青ちゃんが慌てて教室から出て来た

待って、黄くんから会いに来てくれるなんて....もう悔いはない....どーしたの?

マフラー....返そうと思って....

ずっと持っててくれて良かったのに

青ちゃんは僕から紙袋を受け取り

マフラーを何故か取り出した

黄くんのいい匂いする....

え、きも、変態

僕今結構真面目に傷ついた....

しゅんと肩を落とす青ちゃん

本当になんなんだこの人は

調子崩されてばっかりだ

今日....昇降口で帰り待ってますね....

え?

〜//だからっ!一緒帰ろうって事です!!

え、まじで?黄くんからお誘い?僕の事嫌いではないって事でおけ?

習慣化して、一緒に帰らないと気持ち悪いだけですから!

僕はそう言うと、足早にその場を去る

黄くんー!愛してる!帰り、楽しみにしてるー!!

....大声で言うな馬鹿....//

後ろから聞こえた彼の声に

僕はそっと甘い愚痴をこぼした

毎日投稿頑張ってるんだけど なんか深夜投稿になってる気が.... まぁ、いいやw タップお疲れ様でしたm(_ _)m

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