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ずっと君の近くで

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ずっと君の近くで

1 - ずっと君の近くで

♥

37

2020年08月05日

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りょ~ま!

そう言って肩を組んでくる

いつもの事だ

おっはよ!

涼真

お、桜か!

涼真

おはよ

今日は機嫌いいね~

涼真

やっぱり分かるか?

何年の仲だと思ってんのよ!

涼真

ははは、流石桜だな

涼真

俺の機嫌が良い理由教えてやろうか?

いや、当てる!

涼真

ふん、当てれるもんなら当ててみろ!

う~ん…

桜は俺の方をまじまじと見つめた

今日の夕飯が焼肉なんでしょ?

涼真

え、なんで分かんだよ!?

やっぱりね~(笑)

そんな事だろうと思った!

ニヤニヤしながら、俺の腕をつついてくる

小さい頃から人をからかう時によくする動きだ

涼真

あ、そういえば…

なに?

涼真

母ちゃんが「桜ちゃんも良かったらどうぞ」って言ってたなと思って

え!私も行っていいの!?

涼真

来たいか?

俺はぐっと桜と距離を詰める

行きたいっ!

桜は更に距離を詰めてくる

涼真

よし、じゃあ学校終わったら俺の家に集合な!

俺はピースをしてみせる

うん!分かった!

楽しみだなぁ~

ガラガラガラガラ…

皆、おっはよ~!

涼真

おはよ!

クラスメイト「おはよ~」

なぁ、涼真~

俺が席に着くなり、律が話しかけてきた

涼真

何だ?

涼真って、あいつと付き合ってんの?

律は桜の方を指さす

涼真

付き合ってねぇよ

涼真

このやり取り何回目だよ?(笑)

いやぁ、どう見ても付き合ってるようにしか見えないんだよな~

だって、いつも一緒に登校してくるし

肩とか普通に組むし

距離もいつも近いだろ?

それに、お互いの家に行ったりとか…

涼真

まぁ、幼馴染だし?

涼真

多少は仲良いのかもな

はぁ…

律は大袈裟にため息をつく

涼真

なんだよ?

お前は良いよな~

涼真

だから何が?

イケメンで、スポーツもできて、勉強もできる

おまけに、桜みたいな可愛い幼馴染がいるなんて!

羨ましいぞ、この野郎!

律は俺に飛びつき、頭をグーの手でグリグリと締め付けた

涼真

痛てぇぇぇよ!

涼真

離せ~!

お前が俺と入れ替わるまで離さねぇぞ~!

涼真

何訳わかんねぇこと言ってんだ!

涼真

離せぇ!

まぁたやってるよ~!

あの二人仲良いよね~

いつもやってて飽きないのかな~?

私は頬ずえをつき、涼真の方を眺める

桜は涼真くんの事なんとも思ってないの?

うん、幼馴染ってだけだよ!

えぇ~、勿体ない!

ん?何が?

あんなにハイスペックな男子なんて中々いないよ!

ハイスペックねぇ~?

確かに、気は合うけど…

涼真くんのこと狙ってる女子なんていっぱいいるんだよ?

涼真くんに一切動じない桜の方が凄いよ!

小さい時から一緒にいるしな~

羨ましい…

私の幼馴染なんて、律だよ?律!

凛は力強く律くんの方を指さす

…?

律くんはこちらに気づき、困った顔をした

……!

そして、何かを思いついたようにニコッと笑った

へへ~!

そして、凛に向かって指ハートをして見せた

なっ…!

凛は顔を真っ赤にして、両手で顔を覆い隠した

律くんも律くんで、自分の行動が恥ずかしくなったのか

おそらく照れ隠しのために、涼真の背中をバシバシと叩いている

な~んだ、結局好きなのね

そ、そんなんじゃない!

はいはい(笑)

信じてないな~!?

あは、バレたか…

もう!

あ、ねぇトイレ行かない?

うん、良いよ

桜たちはトイレに行くと言って、立ち上がり

俺達の席の隣を通った

で、桜は好きな人いるの~?

え~、気になる?

うん、すっごい気になる!

教えてあげないこともないけど~

桜たちの会話が聞こえてくる

涼真

(俺がいるの分かってんのか…?)

教えて教えて~!

えっと…

涼真~?

聞いてるか~?

律が何か話していたが、耳に入ってこない

桜の口がゆっくりと開かれる

好きな人はね…

「いるよ────」

ずっと君の近くで

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