隆二
失礼します。
先生
隆二さん、お話したいことがあります。美里さんの身体はもう限界に近づいてきてます。もうそろそろかと思われます。
隆二
そうですか。助からないということなんですか。俺には納得できないです。治療できたら本当はしてほしいです。できないんですか?
先生
すみません。末期癌の場合はどの患者さんも余命宣告された場合助かる事はありません。そのため寄り添って最後を迎える方がほとんどです。
隆二
そうなんですか。助かる方法があればすぐにでもやってもらいたい気持ちでしたがそうなればどうすることもできないのは分かってます。でも、俺は仕事休んででも美里を最後まで傍にいてやりたいです。いいですか?
先生
私はそれがいい結論だと思います。最後まで傍にいてあげてください。
先生から言われたこときつい言葉だと感じたけど本当にそうだなっと感じてしまった。俺は辛いけど1番辛いのは美里本人が辛いと思った。俺が傍にいてやらな不安がってしまう。そんなのは嫌で美里の傍にいた。
隆二
ありがとうございました。
俺は最後の美里の苦しい所を真剣に目の当たりにするのは嫌だったけど受け入れるしかなかった。