桃の転校するという言葉が青の中で何度も嘘なのかホントなのか考える
でも、ほんとなんだとは思うそれなのに青はそれ以上何も言えなかった
言えばきっと何かが崩れる。言わなければ多分後悔する…けど
それでも言えなかった
放課後の帰り道も学校の昼休みも
いつも通りに過ごした
笑って、ふざけて、話して、
まるで、桃が転校して居なくなるのを信じたくないかのように
そんな青に桃は一切せがまなかった
何も責めなかった
それが、余計に苦しかった
転校の前日
桃は先に下校した
教室にはたったの青1人
帰ろうとした時青の机の上に封筒が置かれていた
青
…?
青
なにこれ
裏に書かれた1文字
「青」
青
…ッ
帰り道青はその手紙を開けれなかった 帰っても開けれなかった
ただ布団の中で眠れないまま明け方を待った
青
……ッ、(布団にくるまる