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〜50年後〜

ピクッ

どうかした?

石が砕かれた

石?

僕が緑壱にあげた石

ここに招待するよ

パチンッ(指パッチン)

シュンッ

緑壱

こ、ここは

久しぶりだね

緑壱

お久しぶりです

座っていいよ

緑壱

ありがとうございます

緑壱

ところでそちらの男は

ポチだよ

違う!

榊!

鬼じゃないよ

それにしても、、、

老けたねꉂꉂꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラ

緑壱

人間ですから老いますよ(´∇`;)

あれから50年位だったかな?

緑壱

もうすぐで80を超えます

わぁ

80でその見た目か(¬ ͜ ¬)

緑壱

鬼である貴方と私を比べないで頂きたい

ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)あはは

ところで、、、

石を砕いたみたいだけど

何かあったの?

緑壱

いえ、困ったことは特にありません

緑壱

ただ挨拶をしようと思って

緑壱

痣も発現して本来なら25までしか生きられなかったのに

緑壱

もう80です

緑壱

少し昔話をしてもいいですか?

もちろん

緑壱

私が鬼殺隊から追放されたのは知っていますか?

榊から聞いたよ

緑壱

私は鬼舞辻無惨を殺しきれませんでした

緑壱

それに重なり兄が御館様を殺し裏切ったこと

緑壱

そして珠世という鬼を見逃したこと

緑壱

私は自刃しろと言われてもおかしくありませんでした

緑壱

しかし煉獄家の皆と新しい御館様がそれを止めてくださり

緑壱

私は追放処分で済みました

緑壱

私は自分の妻子も守れず兄に裏切られ

緑壱

感情を失いました

緑壱

私は各地を巡り鬼を狩りました

緑壱

そんな時竈門夫妻に会いました

緑壱

竈門夫妻は私の良き友人になってくれました

緑壱

その2年後に竈門夫妻に私の生い立ちを話しました

緑壱

きっとなんと言えばいいのか分からなかったんでしょう

緑壱

炭吉は何も言いませんでした

緑壱

でも2人の子、すみれが抱っこを求めてくれました

緑壱

すみれを抱っこをすると

緑壱

すみれは嬉しそうに、そして無邪気に笑ってくれました

緑壱

その顔を見た瞬間

緑壱

当時見失いかけていた「守るべきもの」を思い出しました

緑壱

私はしばらく竈門家に滞在し

緑壱

炭吉とすやこに乞われ

緑壱

竈門一家に日の呼吸を披露しました

緑壱

その後竈門家を離れることを決意し

緑壱

餞別として母の耳飾りを渡しました

緑壱

その後私はずっと鬼を狩り続けました

緑壱

そして今に至ります

大変だったね

でも色々気付けた事もあったみたいで良かった

鬼舞辻無惨というのは鬼の主か?

緑壱

そうです

緑壱

師匠にとっては取るに足らない相手です

たった一日特訓しただけだから

師匠はやめてくれ

緑壱

いいえ

緑壱

貴方は私にとっての師匠です

いいじゃーん、師匠( ◜︎︎𖥦◝ )ニヤニヤ

ポチうるさい

緑壱、挨拶しに来たということは

もう分かっているということか

緑壱

はい

緑壱

挨拶に来たのはお願いがあるからです

お願い?

緑壱

煉獄家と竈門家に何かあったら

緑壱

助けてあげて欲しいのです

いいよ

僕は君を気に入っているからね

緑壱

ありがとうございます

竈門家と煉獄家は君にとってどんな存在?

緑壱

竈門家、特に炭吉は心の許せる友人です

緑壱

煉獄家は最後まで私を信じてくれた友人です

そっか

緑壱

では行ってまいります

あぁ、気を付けてね

ついて行かなくてよかったの?

眠りについてから会いに行くよ

そっか

まぁ僕は全然いいんだけどね

その分翔といれるし〜

あ、そう

〜2年後〜

緑壱が死んだ

ん?

あぁあの弟子?

亡骸を回収しよう

緑壱

こんな真っ二つにされて、、、

こいつが弱かったのか?

違うよ

、、、見て

それ以外擦り傷すらない

つまり戦っている途中で死んだのだろう

亡骸回収はどうやってする?

二手に別れて?

いや違う

パァァァ

切られた部分を接合し、埋葬する

ここにしよう

ここは空気が澄んでいて綺麗だもんな

うん

ここなら安らかに眠れるだろうね

そんなに思入れがあるのか?

いや?

ただ気に入っていたから

僕の方が絶対強いよ!?

さぁね

かっこいいし!

背も高い!

わかったわかった

早く埋葬して炭吉さんのところに行く

パンパンッ

よし完璧!

じゃあ炭吉さんのところに行こうか

この刀どうする?

一旦僕が預かっておく

炭吉さんの場所ってわかってるの?

ある程度は

ならよかった

炭吉

よいしょっと

炭吉

緑壱さん元気にしてるかな

ザッザッザッザッ

チリンチリン(鈴の音)

炭吉

炭吉

鈴の音?

こんにちは

炭吉

えーっと

炭吉

どちら様でしょう

僕は太宰翔

こっちはポチ

その紹介やめてって!

僕は榊!

緑壱について少し話したくてね

炭吉

緑壱さんについて?

炭吉

こちらでお話しましょう!

僕はそこら辺散歩しておくよ

そう?

ならまた後でね

お邪魔します

炭吉

すみません

炭吉

今、妻と子供は散歩に行ってまして

お構いなく

炭吉

それで緑壱さんについてというのは、、、

緑壱は死んだ

炭吉

、、、そうですよね

炭吉

いくらあの人が超人とはいえ

炭吉

歳が歳ですもんね

炭吉

彼の最期はどうでしたか、?

最期まで隊士として頑張っていたよ

炭吉

そうですか、、、

炭吉

緑壱さんは僕の命の恩人なんです

炭吉

鬼に襲われそうになっている時に助けてくれました

緑壱からも聞いているよ

竈門家のこと

炭吉

え!?

炭吉

なんて言ってました!?

"心の許せる友人"と言っていたよ

炭吉

炭吉

そうですか( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

炭吉

ところで

炭吉

翔さんと緑壱さんの関係は、、、?

緑壱は僕の弟子だ

炭吉

えぇ!?

炭吉

翔さんが緑壱さんの師匠!?

そうだよ

別に信じなくてもいいけど

炭吉

いえ、信じます

炭吉

師匠については緑壱さんに聞いていました

緑壱が?

炭吉

「私には越えられない師匠がいる」と

ꉂꉂ(ˊᗜˋ*)ハハッ

緑壱がそんなことを言っていたのか

カラッ

すやこ

あら?

すやこ

お客さん?

すみれ

わぁ✨

すみれ

綺麗な人だね✨️

炭吉

おかえり、すやこ、すみれ

すやこ

ただいま!

すみれ

ただいま!

炭吉

こちらが僕の妻のすやこで

炭吉

こっちが娘のすみれです

こんにちは

すみれ

こんにちは!

僕は太宰翔だよ

炭吉

緑壱さんの師匠だよ!

すやこ

し、師匠!?

すやこ

話には聞いていたけど

すやこ

随分とお若いんですね

怖がってしまうと思って言えなかったけど

僕は鬼なんだ

炭吉

お気遣いありがとうございます(*´︶`)

炭吉

確かに僕たちは鬼に襲われて

炭吉

いい思い出がありません

炭吉

それに緑壱さん口を滑らせて言っていましたよ(´∇`;)

炭吉

いい鬼もいると

炭吉

「私の師匠がいい例だ」ってね

緑壱、、、ε-(´-`*)

すやこ

わ、私はそれを初めて聞きました

すやこ

でもわかるんです

すやこ

貴方は人を襲わないと

君達の誠実さに答えて

僕のことも教えよう

僕は純血の鬼だ

この世界に存在した時から鬼だった

この世界にただ1人の存在だよ

他の鬼とは格が違う

他の鬼達は不純物だらけの鬼だ

ポチ、言い過ぎだよ

本当のことだから

すやこ

びっくりした!

すまない

お邪魔します

炭吉

翔さんも榊さんも後世に伝えますね!

いや、それは遠慮しておくよ

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