書記長、薬物事件。

書類を進めていた手を止め、ズキズキと痛む頭を抑える。 さっきから痛いなぁとは思っとったけど、ここまで悪化するとは思わなかったわ...

ペ神はあぁ見えて口固いからなぁ 何を隠そうこの国は、風邪を引いた幹部や兵士等は問答無用で休暇を取らせるという何ともおかしなシステムがある 普通の人なら休める事に歓喜するだろう だがしかし、俺には山のような仕事がある これを終わらせないと後に困るのは他でもない俺自身なのだ

ゾムやら狂犬組やらが内ゲバをして壊した物の後始末で書類が増え クソ総統が宣戦布告ばかりするせいで書類が増え どっかの無能がすぐ書類サボるから書類の催促をしに行かなあかんし、 結果全ての書類やら面倒事やらが俺に回ってきた。 は？何故俺？

そして何とかペ神に風邪を引いたことは黙ってもらうことに成功した。

確か冷蔵庫のここら辺に...お、あったあった！

これを〜コップに注いで〜普通のトマトジュースの完成〜★ 何やっとんのやろ俺...四徹もしたから頭おかしくなったんかな...

俺は、羞恥心を紛らわすかのようにトマトジュースを一気飲みした

案の定噎せた。

やば...手袋についてもうた... 取り敢えずコップは片付けるか...

｢コンコン...｣

｢ガチャッ｣

うわっ...変な声出た... 汚ねぇ声やなぁ...

は？？？ え、トマトジュースですけど。

あー...ようやっと治ってきたわ... 喉痛てぇ... 大先生の顔なんやあれ、マジな顔やんけ...え、何を勘違いしてそうなった？

オスマンってほんま話術上手いよなぁ... 確か前、話術で大事なのは心を悟らせないようにするための作り笑いって言ってたな...

｢ガチャッ｣

え、マジでどうしよ なんか誤解しとるでこいつ.... はぇー面倒くさっ...

｢バタンっ｣ ドアは静かに閉めろよぉ... てか誤解したまま出てったけど...ま、ええか！

う"ー...頭痛いのまだ治らへんわ... そういえば薬どこやったっけ... 早う薬見つけて飲まな...

ここやったかなぁ... ちゃうか... ここか...？

謎の歌完成★

...え？なんで居んの？ 今の歌聞かれた...！？ うわぁぁ....恥っず...///

取り敢えず布団に隠れるか。(？) ｢モゾモゾ...｣

うるせぇ居ないって言ったら居ないんだよォ！

｢バタンっ｣

鬱side

｢ガタンッ！｣

｢ｼｰｰﾝ...｣

｢ｼｰｰﾝ...｣

｢チラッ...｣

｢ｼｰｰﾝ...｣

｢ガチャッ...バタンっ｣ トントンside

お、そろそろ薬飲まなあかん時間やな...

｢ゴソゴソ...｣ あったあった！

｢ガチャッ｣

ここで頭痛薬なんて言ったら風邪引いてるのバレるよなぁ... どうにかして濁すしかないか...

あれ、怒らせてもうた...

｢ﾊﾞｯ｣

今めっちゃ頭痛いってのにこいつは...ｯ

｢ﾄﾞｽｯ...｣

手刀を入れられた...？ あ、まずい...意識が... ｢フラッ...｣

あれ...グルさんの...匂...い...？ グルさんに...支えられ...た...のか.....

ん.....？ここ...地下牢...？

幹部全員集まっとる... みんな...なんでそんなに悲しそうな顔しとるん...？

｢ガチャッ.....バタンっ｣ え、怖っ、魔王と2人きりとか無理やわ 寿命縮む...。

俺、なんで怒られとるんや...？ しかもグルさんの顔と圧怖っ... こいつ顔と圧だけで人殺せるんとちゃう？

やくぶつ...？ヤクブツ...？ .....薬物！？！？

あーね、うん、それ

グルさん困惑しとるんやな...関西弁出とる...

いやため息つきたいのこっちなんやけど

あ"っ...やば...言うてもうた...

オワタ

なんやその謎の何か(？)

後日