TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ゆき

はぁ〜……(夜になっても暑いなぁ…)

暑くて夜、起きてしまった

暑すぎて眠りにつけず縁側で酒を煽っていた

ゆき

ちっと飲んで…軽く外に出るか……

トポトポ…

酒をお猪口に注ぎ口に流し込む

ゆき

プハ…ダメだなぁ……笑

綺麗な星空を眺めながらぽけーっとしていると部屋の襖が開かれた

ゆき

??

後ろをむくと…そこには 伯玖君と累君が居た

ゆき

あらヤダ、珍しいお客さん

累(るい)

ゆーきちゃん♪

伯玖(はく)

すまんね、さっきまで飲み歩いてたんだ

ゆき

君らは仲良しね笑

ゆき

でもなんでここに?

伯玖(はく)

寝顔を拝んでいこうと思ったんだがね…笑

累(るい)

写真の一枚でも〜って思って♥

ゆき

ま、そこに居ないでこっちに来なさいよ、時間に余裕があるなら……だけどね笑

累(るい)

美女ちゃんからのお誘いを断る事なんて出来なくなーい?

伯玖(はく)

お邪魔しますよ

ゆき

えぇ、どーぞ

2人は部屋に入り私を挟むように座った

ゆき

まだ飲める元気ある?

伯玖(はく)

さすがにもう無理だわ……笑

累(るい)

結構な量飲んだもんね〜笑

ゆき

知ってる笑わざとよ

お猪口にお酒を注ぎ…また飲む

累(るい)

いい飲みっぷり〜

ゆき

ンハァッ……ん〜♪フリフリ

伯玖(はく)

相変わらず美味そうに飲むな笑

ゆき

美味しいんだから仕方ないでしょ?あと明日の面倒頼んだ〜笑

累(るい)

可愛いお姉さんがまた甘えん坊になるの〜?ずるーい

伯玖(はく)

悪いな、明日は癒されるわ笑

ゆき

やぁねぇ、明日は起きるつもりは無いわよ

伯玖(はく)

頼んだとか言っておきながら部屋から出る気はサラサラないと…笑

ゆき

なぁい♥

3角座りをして膝に顔を乗せる

伯玖(はく)

全く…あんたって人は…

累(るい)

いつ襲われるか怖くてひやひやするよ〜笑

ゆき

じゃあ……襲っちゃう?笑
na_

冗談で発した言葉だったが……

ドサッ

ゴトッ…チョロチョロ……

ゆき

んぇ…

累君の膝を枕にするように私は伯玖君に押し倒されていた

酒瓶は倒れ地面を濡らす

伯玖(はく)

あんた、いい加減にしてくれよ

普段の伯玖君とは全く違う声が聞こえた

ゆき

へ…?

累(るい)

あーあ、怒っちゃった

低く…私を逃がす気は無いと伝わるその瞳の鋭さ

ゆき

ま、ままッ……待って待って!いつものジョーダンじゃん!

胸の前で両手を振るが伯玖君に片手で抑え込まれ床に押し付けられる

伯玖(はく)

冗談でその身体を傷つけるようなことを言わないでくれ

ポタポタっと…私の顔に伯玖君の目から溢れた涙が雫となり……顔を濡らす

累(るい)

ハクっちは君があの時……初任務の時、自分が目を話したが故に消え、怪我をしたのが許せなかったんだよ

累(るい)

今でも…ずっと

累(るい)

それに、俺ちゃんも…さっきの発言はちょっと……許せないかな

ゆき

!!そ、そっか……ごめんね、君らの気持ち考えれ無かったよ

「ごめん」と謝るが伯玖君の手が服の中に入ってくる

ゆき

ちょッ///

伯玖(はく)

悪いがもう我慢出来ねぇぞ

ゆき

ま、マジでごめんじゃん!

伯玖(はく)

なぁゆきさん、俺らずっと我慢してたんだぜ?

伯玖(はく)

そんな我慢してたヤツに息吹きかけりゃ……こうなる事の想像もできなかったんかい?

ゆき

そ、それは…

気まずさから顔を逸らす

伯玖(はく)

何がしたいの?

ゆき

あ、あんたらを別にどうこうしたいとかは…無い、…はず

累(るい)

はず?大分あやふやだね

ゆき

わ、わからん……

ゆき

同級生ってのもあるし…ただ……友達として…接して来たはずだがら…

耳としっぽがヘニョんと垂れ両手を抑えてる伯玖君の手を指先で触る

ゆき

はず…なんだよ……はずなのに…

何故……私はこの状況を少し楽しんでいるのだろうか……

伯玖(はく)

嘘を吐くのはもう辞めってか?

ゆき

何でだろうね…さっきまでびっくりだったんだけど……今はすっごい楽しくなって嬉しくなってきちゃった♥

ゆき

ダメねぇ…いつの間にか変態になってたみたいだわ笑

思わず笑が浮かぶ

必死に私を求めるその姿が可愛くて可愛くて仕方ない

そうだ…ずっと可愛いと思っていた、行動に性格に……やる事なす事全てが可愛いと思っていた…

ゆき

あなた達…可愛いんだもの♥

背けて来た欲望の波に包まれるのがよく分かる……思考が薄汚く染め上げられるのも…

累(るい)

ゆきちゃん、いやいや言っておきながら本当は何?俺ちゃん達のこと欲しかったの?笑♥

ゆき

え〜?だって可愛いんだもん笑

伯玖(はく)

ドS女め…

ゆき

弄りがいのある可愛い子達が私の周りにいてとっても嬉しいわよ?

ゆき

あの後輩ちゃんたちの前でヒートを起こす事になるとは思って無かったけど……

ゆき

放っておけと言ったのに…お人好しで困っちゃうわ

累(るい)

あの子達?

ゆき

愛した女がこんなドS女だって知ったら泣くだろうなぁ笑

にひっと向けちゃいけない笑顔を浮かべる

ゆき

尋も知らない……あなた達しか知らない私よ?

ゆき

本当に……ダメとわかっていながらもこの加虐趣味はいつまで経っても抜けなくてね…困った物だわ

伯玖(はく)

!!

ドタッ…

ゆき

人を押し倒すなんて趣味が悪いわねぇ、私は押し倒されるよりも押し倒す方が好きよ?♥

伯玖(はく)

いったぁ…頭ぶつけた……

ゆき

あらヤダ、怪我してない?

伯玖(はく)

多分……?

ゆき

え〜、わかんないしみ、せ、て

押し倒した伯玖君の胸板にうつ伏せで寝っ転がり伯玖君の後頭部を触る

ゆき

ん〜…して無さそうだね〜良かった良かった♪

伯玖君の頭を撫でる

伯玖(はく)

人のことをいつまでも子供みたいに…‪💢

ゆき

からかってるつもりは無いのよ?ただの心配よ

伯玖君から退き伯玖君の手を引っ張って起こす

ゆき

この事は秘密にしてね?嫌われちゃうから笑

ゆき

さぁさぁ、片付けしなきゃね

タオルを取りに行こうとした時…手を引っ張っられて累君の膝に座らされた

ゆき

ちょ!?

累(るい)

まぁまぁ〜

伯玖(はく)

全く……累さんも回ってるし…おれが片付けるか

ゆき

ご、ごめん…

累君の膝で大人しくしていると…累君が肩に頭を乗せてきてすやすやと寝始めた

伯玖(はく)

あらら、寝ちまったか←お掃除済ませた人

ゆき

う、うん…笑寝ちゃった笑

伯玖君は累君の隣に座った

ゆき

まぁ、お酒飲んで眠たかったんだろうね

累君の頭を優しく撫でるとスリスリと頭を擦り付けてきた

ゆき

かわい

伯玖(はく)

…さっきは悪かったな、押し倒したりして

ゆき

え?あ〜いいよいいよ笑

ゆき

……まぁ、嘘を吐き続けた代償ね

伯玖(はく)

お前さんは嘘を隠すのが上手いからなぁ笑

ゆき

もうひとつ、有るわよ

伯玖(はく)

は?

目を丸々とさせながらこちらを見て来る伯玖君の唇に人差し指を当て一言

ゆき

好きよ、皆

愛しているわ

とあるグールは愛され症

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

51

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚