6人とシオンの花には償いを

全員一斉に入ったと思う

だが、シャークんと1人の幹部は既に戦っていた

きんときも、ぶるーくも1対1をしている

会議室は狭いため、きんときとぶるーくは廊下で戦っていた

幹部は全部で8人だが、1人いない

周りを見ると、晃也を連れて隠し部屋へ入っていくのを目撃した

きりやんが戦いながら反応してくれている

こいつはあの雑魚共とは違って戦えるやつだ

油断しては行けない

だが......、

お得意のショットガンで顔面に打つ

ショットガンは範囲が広いのできりやんに当たるか心配だったが、敵が壁の方へ行ってくれたので打てた

敵の1人目を仕留めた

それと同時に2人目のやつがくる

あ、見たことあるこの光景

一番最初に戦ったきんときと同じパターンだ

俺はきんときを倒したときと同じような立ち回りをする

しかし、相手はきんときとは違い、片手に剣、もう片手に銃を持っていた

剣を防いだはいいが、銃が撃ててしまう

そのせいで、たまが頬を掠れた

頬からは血が出ている

それがやつの油断となり、一瞬で長剣で心臓を刺した

2人で隠してある扉を開け、中に入った

スマイルsaid

扉を開けると、鼻がひん曲がるような匂いに襲われる

それと同時に銃を打ってきた

ここで避けるときりやんに当たる

そう考えると、ここで防ぐしか方法はない

弾を防いだら？、ダメだ、不意をつかれて終わる

なら、

俺はあえて、弾が飛んで来ている方へ走り出した

長剣を盾のように使い、弾を弾き飛ばす

そのスピードに乗り、幹部に振りかぶる

しかし、ナイフで防がれた

2対1だと、さすがにきついので、一旦距離を置く

俺らは走り出した

きりやんはやつの背後を、俺は正面からだ

となると、殺すとするならば前だけ、

しかし、背後は晃也が居る、そう簡単に殺れ無さそうだ

ならば、わざとおびき寄せる

相手もわざと着いてくるようだ

それで、相手まで追い詰め、振りかぶる

相手はこれに反応して防ごうとしてくる

これが、狙いだよ

振りかぶるようなフリをして、逆を着く

右手にはショットガンだが、左手には、袖で隠してあった長剣がある

距離を置いた時に持ち替えたのだ

長剣は首を目掛けて飛んでいった

さあ、残るはこいつだけ

きりやんが戦ってくれたおかげで、晃也は少し弱っているようだ

意識が揺らいでしまった

油断していた

だから、1つの銃口に気づかなかった

彼に抱きしめられて、初めて銃声音が聞こえた

きりやんsaid

スマイルが言い合いをしている

俺は生き残りが居ないか確認していたところ____

一瞬、幹部の手が動いた

近くにあった銃を拾い、引き金を引いた

世界が、スローモーションになる

｢生きて帰ろうな......！｣

彼が言っていたことがフラッシュバックした

そんなこと、考える前に身体は勝手に動いていた

スマイルを庇うように抱きしめる

肩に激痛が走った

あぁ、間に合ってよかった

昔と同じようにならなくてよかった

次はこうかい、しないよね

そこからの記憶はない

あのトラウマを回避するためにスマイルを庇った

2枚目のシオンの花びらが散った