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三月
ごめんなさっ、ごめんなさいっ、ごめんっ、ごめん…っ…
大和
…っ、はぁっ、はぁっ、
陸
なぁ、三月
三月
…ん
陸
俺も、治療辞めたいって思ったことあるよ
三月
…？
陸
朝起きたら病院のベッドだった―なんて何回もあって、その度天にぃが目ぇ腫らして笑ってて…
陸
迷惑掛けて…
陸
動いちゃダメよ、じっとしててね。ってみんな言うんだ
陸
俺だけ…割れ物扱い…みたいな
陸
けど、俺は自分でやりたかった
陸
全部
陸
そんな自分になれるように死のうともした
陸
けどさ、死にたいけど、死にたいって思っちゃうってことは本当はこの世界が大好きな証拠だなって、俺思うんだ
大和
…？
三月
…？
陸
自殺する人とかって多分意識がなくて、嫌いすぎて気付いたら死ぬんだと思う。
陸
自分の意図で死のうとする人は…きっと…
陸
生きたいんだ
三月も、大和さんも、俺も…
泣いていた
忘れもしない次の日…
6月25日。
午後3時40分。
大和さんのスマホに、三月の容態が急変した―と
…連絡が入った
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作品ページ
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