テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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シェケル

第5話 - 第5話

2024年04月24日

#妄想物語

翠月(しづき)活動休止中です。

数日後、颯士は日に日に情報を集めようと聞きにまわっていたりしたが、何も得られていなかった

颯士

どうしたものだろうか……

颯士

(あまり時間をかけ過ぎたら、みんなに迷惑だからな……)

裏方の人

あ、あの！

裏方の人

私にできること、ありますか！？

颯士

……はい？

裏方の人

いや、あの、とてもお困りの様子だったので、力になれるかと思って……

颯士

はぁ……なるほど

颯士

実は、(とある写真を見せながら)この人について情報収集していたんですけど、ご存知ですか

裏方の人

……この人…………

颯士

知っているんですか？

裏方の人

えぇ……この人は、

このお店の管理人で、蔦夢さんの想い人よ

颯士

……(厄介な立場に居るなぁ)

颯士

そうなんですね……

裏方の人

私も一度だけお目にかかりましたけど、何せこのお店に入ってすぐだったので大分昔ですけど……

颯士

いえ、それでも大丈夫です、ありがとうございます

裏方の人

また何かあったらお役に立てるかもしれませんので、是非とも頼って下さい！

颯士

えぇ、その時はよろしくお願いいたします

颯士

(まぁ、その時にはもう)

居ない可能性が高いけどな

颯士

さて、動くか

颯士

管理人の部屋に入って、誘って……それから、脅すのが一番手っ取り早いよなぁ……

颯士

……だが、危険性が高い

颯士

どうしたものか……

どうしていつも構ってくれないのです？！

私が必要無いのです？！

颯士

……(この声は、蔦夢……！)

蔦夢

何故私を求めてくれないのですか？！

？？

すまないね、源一郎殿のお店を支える役割だからなのは君もわかっているだろう？

颯士

……(源一郎って、お店の主と言っていたが管理人とは別なんだな…)

颯士

(しかし、蔦夢もしつこい頑固者なんだな)

颯士

(まぁ、どうでもいいが)

蔦夢

わかっております、來藤(きふじ)様

來藤

なら、いいんだが

颯士

(ほう？彼奴、來藤とかいう名で生きているのか……面白い)

颯士

まぁ、行動は早めに移すのがいいよな

颯士

すみません、蔦夢さんお客様からご指名が入っていますので報告します

蔦夢

！？、なんで此処に？

颯士

主様から場所を教えて貰ったので、それよりも早く行ってください

颯士

主様もお客様がしつこくて困り果ててます…

蔦夢

わ、わかったわ……ごめんなさいませ、あとでゆっくり

來藤

あぁ……

蔦夢

ｽﾀｽﾀ(((((*´･ω･)

來藤

君、名は？

颯士

琴乃です

來藤

來藤だ、少し上がっていかない？

颯士

……ではお言葉に甘えて

來藤

さぁどうぞ

颯士

お邪魔します……

颯士

それで……私に何か？

來藤

いや、僕に身を

委ねてみないかい？

颯士

(彼奴の目が怪しい色に染まった？)

颯士

(なるほど……)

そういう事か……！

颯士

いえ、結構でございます

颯士

用がその事でありましたら私はこれにて失礼します

颯士

((((( *˙˙)ﾄｺﾄｺ…

來藤

ま、待って

來藤に腕を掴まれた

颯士

……何か？

來藤

ｸｲｯ

颯士

！

急に引き寄せられ、抱きしめられた…

颯士

(……逃げられん、まさか罠？！)

颯士

あの……話して下さいまし

來藤

ん？何を話すのだ？

颯士

貴方が

蔦夢さんを操っていることに関して

來藤

な、何を言っているのか分からないなぁー

颯士

(よし、離れてくれた……)

颯士

数日前、とある用事が蔦夢さんにありまして、お部屋を伺ったんです

お部屋に伺ったのは初めてで、どうしたらいいのかわからなくなりました

その時に部屋から悲鳴が聞こえたんです

？？

ｷｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ

蔦夢

ふふふっ……

颯士

……

私は何事もなかったかのようにその場から離れました

でも、部屋の中を見てませんでしたので、もう一度戻ってみたんです

そしたら……

汐華

ど、どうしたの！？蔦夢がこんな……殺そうとすることなんて無かったのに！

蔦夢

ごめんねぇ？アハハ

汐華

蔦夢……？

蔦夢

あんたの知る蔦夢さんは元々こんな奴なんだよ！

蔦夢

( ᐛ )/🔪ｸﾞｻｯｸﾞｻｯｸﾞｻｯ

汐華

あぁ……………………ど、う……して………………(o_ _)o パタッ

蔦夢

…………片付けないと、あの人に怒られちゃう

蔦夢

( )))))ｺﾞｿｺﾞｿ

颯士

……汐華さん…仇は取りますので安らかに……

颯士

(ここから離れよう)

私が見た景色は汐華さんが蔦夢さんに殺され、蔦夢さんが何者かに洗脳されているものでした

その場から離れた数時間後に汐華さんの遺体がお庭で見つかりました

もちろん天に還しましたよ

颯士

私はその時感じたのです

颯士

蔦夢さんの様子がおかしいのは

あの人に逆らえないほど強い権力を持つ誰かが居るのではと……

颯士

それが貴方だと思います

來藤さん

來藤

何故僕だ、証拠はあるのか？

颯士

汐華さんを還す際、蔦夢さんと何か話してましたよね？

來藤

あれは……

颯士

私は聞こえてましたよ、何せ

汐華さんの遺体があった場所でしたので

來藤

……偶然だと思うが？

颯士

果たしてそうでしょうか？

颯士

貴方が

凶器を持っていたところを見たのに？

來藤

……

來藤

……ははっ、何で見られてたんだい？

來藤

そうだよ、僕が

汐華を殺すよう蔦夢を操ったのさ

颯士

やはりそうでしたか

颯士

何故汐華さんを殺す必要があったのです？

來藤

汐華にはちょっとね、痛い目を味わせたかったのがきっかけ

あれは、僕がそう思うようになった出来事

簡単に言えば殺害の始まりだったよ

僕が小さいころ、両親は殺されちゃったんだ、通りすがりの盗人に

此処の管理人で遊女達の個人情報を見ることができるようになったから、いざ見てみたら

汐華の両親が盗人だった、そして殺した人の名前も書いてた、それが僕の両親の名前

それが事実なのか確かめたくて、ある日汐華と2人っきりで会話したんだ

汐華

なんですか？

來藤

実は、君に確かめたいことがあって呼んだんだ

來藤

君……

僕の両親を殺した親をもっていたよね？

汐華

あなたの両親かは知りませんけど、人間のクズが盗人で人を殺していたことは間違いありませんよ

汐華

あのクズ共が私の稼いだお金で色々まかなっていたので、既に縁は切ってます

來藤

じ、じゃあ……僕の両親を殺したんだよね？

汐華

知りませんって言いましたが？

來藤

君の元ご両親は盗人で人を殺めているだろう？

汐華

えぇ。

來藤

だから僕の両親も犠牲になったよね？

汐華

殺してしまった方々の名前は知りませんよ

汐華

申し訳ございません、それ以外に用が無いのであればこれにて失礼します

來藤

…………

汐華

((((( *˙˙)ﾄｺﾄｺ…

來藤

(……殺す、両親の仇……！！)

( '-' )🔪_(┐「﹃ﾟ｡)_…ｸﾞｻｯ!!!

汐華

……( ´ཫ` )

來藤

……っはは、( ´°̥̥̥̥̥̥̥̥Д°̥̥̥̥̥̥̥̥｀)

やっと仇が打てたんだ、でも僕のことにしたくなくて、僕を想ってくれている蔦夢を洗脳したのさ

來藤

でも、琴乃にバレてるなんて

悲しいな( ˶´˘`˶)🔪

颯士

！武装してたのですね……

來藤

もちろん、君が来なければ

蔦夢も汐華のところに行けたのに……

颯士

……クズだな

來藤

そうだよ、僕はクズだよ！(っ'-')╮=͟͞

來藤が振り回した🔪が颯士の腕をかすめた

颯士

……((･д･)ﾁｯ)

颯士

あなたにはもう1つ秘密がありますね？

來藤

もう1つなんて無いさ

颯士

いえ、あなたは

その瞬間、颯士は携帯をいじり、位置情報の画面を來藤の方に向け見せた

颯士

闇の騎士……

コード:フォック

フォック

……フフハハハハ！！

フォック

君はそんなことまで知ってたのかい？

フォック

いやぁ〜、面白い人を見るものだ

フォック

と、いうことはお前は

シェケル……！

颯士

あぁ……シェケルの者だよ

フォック

おぉ……これはこれは

楽しめそうだねぇ？

ヌシ

こんばんは。

ヌシ

お久しぶりです、大分期間が空いてしまって申し訳ございませんm(_ _)m。

ヌシ

現世が新年度を迎え、色々慌ただしくなってしまいまして、書くことができませんでした。

ヌシ

しかし、無事に落ち着き、現在は一時的に戻って来たり、居なくなったりの繰り返しをする予定です。

ヌシ

不定期で申し訳ないのですが、心待ちにして頂けると幸いです。

ヌシ

では、お疲れ様でした。

颯士

次は多分最終回だと思う(Episode青)

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