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かんな
かんな
かんな
あっきぃ視点
それから少しして
ぷーのすけがぷーのすけじゃないみたいな日は減り始めた。
ちぐさ
帰り道、ちぐちゃんが口を開く
ちぐさ
けちゃ
ちぐさ
ぷーのすけはその話を聞きながら
ぷりっつ
ぷーのすけは何も分かっていないみたいだった
次の日も次の日も、その次の日も
何も起こらない
平凡な日々
まぜ太
ぷりっつ
ぷーのすけはあっさり答える
前みたいに、残るとか先に帰っててって言わなくなった
みんなふと違和感を覚える
あんなに自然に公園に行っていたのに
その日の帰り道
ぷーのすけがぽつりと呟く
ぷりっつ
けちゃ
ぷりっつ
ぷりっつ
すこし悲しそうな表情を見せた
みんな、言葉を失う
ぷりっつ
ぷーのすけは続ける
ぷりっつ
ぷりっつ以外
ぷりっつ
少しだけ眉をひそめる
ぷりっつ
ちぐさ
ちぐちゃんやみんなも軽く首を振る
ちぐさ
その声は少しだけ、優しかった。
また、別の日
ぷーのすけは、ぼんやり外を見ている
まぜ太
ぷりっつ
少しだけ、考えてから
ぷりっつ
そう言った。
久しぶりだった
ぷりっつ視点
公園
あの場所
ぷりっつ
俺はゆっくり歩く
木の裏
秘密基地の跡
しゃがみこんで地面を軽く掘る
……
しばらく何も言わない
ぷりっつ
自分でも分からへん
でも、今日は来なあかん気がした。
風が吹く
ブランコがまたきぃ、と鳴る
すこしだけ口が動く。
でも、声は出なかった。
その代わりに
目の奥が、じんわり熱くなる。
ぷりっつ
思わず顔をしかめる
ぷりっつ
涙が少しだけ、零れ落ちた。
理由は分からない
思い出せない
それでも、
それでも
確かに"何か"がここにあった気がする。
大切な思い出が
悔しいとか悲しいとかさっきまで特に何も無かった感情がいきなり溢れ出してくる。
なんで涙が零れ落ちるのか、どうしていきなりここまで悲しく感じるのか、全く分からへんかった。
思い出さなあかんような気がする
あの男の子は誰なのか
俺とどんな関係だったのか
全部思い出さなあかん気がする
久しぶりに泣いた気がする
ぷりっつ
小さく呟いて立ち上がる。
帰り際、ふと振り返る。
誰もいないはずなのに、
ほんの一瞬だけ
"誰かがいた気がした"。
でも、すぐ分からなくなる。
ぷりっつ
無意識にそう言っていた。
自分でも誰に向けた言葉なのか、わからないまま
夕焼けの中
胸がぎゅっとしめつけられた
俺はゆっくり歩いて家に帰った。