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兄6人と仕事場の先輩に溺愛されてます

第70話 - 第68話　剣持刀也、伏見ガクの想い出

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2023年03月17日

#にじさんじ

#ご本人様とは一切関係ありません

水飛　怜

注意夢小説口調迷子キャラ崩壊ご本人様とは関係ありません

麻衣

…

親戚の人

麻里ちゃん、病気だったって…

親戚の人

可哀想ね…まだ10歳なのに

親戚の人

それに代わって麻衣ちゃんは…

親戚の人

あの子，泣きもしないのよ

親戚の人

妹が死んだのになにも感じないのかしら

母

これから貴方は麻里として生きるのよ

母

だから、ちゃんといい子にしてね？

麻衣

…うん、わかったよ、お母さんﾆｺｯ

剣持

はぁ"ー

伏見

疲れてます?

剣持

まあね

剣持

同じクラスだった人の妹が死んだからって、
なにも僕まで呼ぶ必要はないだろうに

伏見

まぁまぁ

剣持

疲れたしあんな所いたくもない

伏見

じゃあしばらくここいましょ！

剣持

そ〜だね

伏見

…？

剣持

ガッくん？どうかした？

伏見

いや、あの子…

指を刺した先にいたのは僕と同じクラスの女子だった

剣持

ああ、あの人の妹が死んだんだ

伏見

へぇ……

剣持

？どうかした？

伏見

あの子、虚空に連れて行きません？

剣持

……は？

剣持

はぁぁぁぁぁぁぁあ！？

伏見

ちょ、うるさっ

麻衣

？あ、剣持さんですか？

剣持

あ、まぁ…はい

麻衣

お隣の方は…？

伏見

…

剣持

え、ガッくん？

伏見

…伏見ガクっす

麻衣

伏見さん、ですか

麻衣

お二人はここでなにをしていらっしゃったんです?

剣持

あぁ、少し話したりしてただけです

剣持

楓山さんこそ、なにをしてたんですか?

麻衣

あまりにもあそこの空気が悪すぎて少し出たくなっちゃったんですw

伏見

本当に？

麻衣

？

伏見

本当に君はそれだけのために来たの？

剣持

ちょ、ガッくん…！

伏見

…君は人間じゃない

剣持

やめろ！楓山さんは普通の人間────

麻衣

あぁ、やっぱり…狐ですよね?貴方

剣持

え……？

伏見

この人多分だけど刀也さんと同じタイプかも

麻衣

ふふっ、半分当たりで半分間違いですね

麻衣

剣持さんは永遠に高校生．毎年生徒に記憶が残らない．簡単に説明すればそうでしょう？

麻衣

私は人生を繰り返してるんです

麻衣

まぁ、内容は少々変わるんですけどね

剣持

毎回あんなこと、言われてるんですか

麻衣

…あんなこと、とは？

剣持

…っ

麻衣

そうですねぇ…麻里がいなければ多分私はもうすぐ死んでしまうかも

剣持

は…？

伏見

…どういうことっすか

麻衣

親に殺されてしまうか、同級生に殺されてしまうかってことですよ

麻衣

幸いここにいたのがあなた方でよかったです

麻衣

あなた方がいると都合がいいのでね．

伏見

都合が…？

剣持

…それって…

麻衣

ふふっ、さて、問題です

麻衣

今ここに来ているのは誰でしょうか？

冷徹な笑顔で、楓山さんはそう言った

伏見

っ、まさか───！？

？？

あ"ぁぁぁぁぁｯ！

突然誰かが切りかかってきた

剣持

っ、危な…！

伏見

ｯ！

伏見

…しょうがないっすね…

剣持

ちょ、ガッくん！？

伏見

この人には聞きたいことがあるっす

伏見

そのためにも今死なれては困るっす

麻衣

…

？？

なんで…麻里が死ななくちゃいけないｯ！？

麻衣

…そういう運命だから？

笑ってそういう楓山の言葉にそいつは怒ったようだった

？？

死ねぇｯ！

伏見

こらこらダメじゃないっすか

伏見

…俺の邪魔をしちゃ．

低い声でそう言ったガッくんはその男を気絶させた．

伏見

…さて、

伏見

ついてきてもらうすよ．

剣持

とりあえず、虚空の入り口に行こう

剣持

山神さんにも言っておいた方がいいんじゃない？

伏見

そっすね

伏見

行きましょ…って、着いてきてないじゃないすか

伏見

ほら、行きますよ

そう言って楓山に手を差し伸べた．

麻衣

ﾊﾟﾁﾝｯ

その手は振り払われた．

伏見

…まだ抵抗するっすか？

麻衣

触らないで．

剣持

は、？

剣持

…守ってもらっててそれはねぇだろ

麻衣

守ってほしいなんて言ってない

麻衣

どうせすぐに死ぬ

麻衣

それならさっき刺してもらったほうがよかった

伏見

…！

剣持

ガッくん？

伏見

血の匂いがする…

伏見

さっきよりも、酷くなってる．

剣持

え…？

伏見

刀也さんじゃない…

伏見

まさか───！

僕たちは彼女の方を見る．腕からは血が出ていた

先程刺されたのだろう．だが、それよりも驚くべきは───

麻衣

…

あれほど深い傷を負っているのにも関わらず彼女の表情は変わっていなかった

否、存在しないのだ．

剣持

腕、貸してください

麻衣

…！

制服の袖をまくる．

剣持

ｯ…‼︎

そこにはアザや切り傷、火傷痕などの傷が複数あった

伏見

は……？

剣持

なんだよ…これ…ｯ

その途端僕らは彼女に突き飛ばされた

麻衣

ｯ……

彼女は腕を押さえ、恐怖に満ちた顔をしていた

麻衣

なんで…見たの、

剣持

っ、あれって虐待じゃ───！

麻衣

…言わないで

麻衣

お願いっ、誰にも言わないで…ｯ

麻衣

さっきのは忘れてｯ…！

先程とは全く別人のようなほど彼女は取り乱していた

伏見

…なんで、隠そうとするんすか

伏見

少なくとも俺達は見てるっすよ

伏見

俺達が言ったら、どうなるんすか

麻衣

やめて…それだけは…ｯ！

伏見

なんで逃げるんすか

伏見

そうやって自分から、周りから逃げるから

伏見

いつまで経っても救われないんだろｯ！

剣持

ガッくん、これ以上はダメだ

伏見

救われたいなら、苦しいなら逃げずに居ろ！

伏見

救われないんじゃない、お前がそれを望んでないんだｯ！

剣持

ガッくんｯ！

僕はガッくんの肩を掴んだ

伏見

…！

剣持

とりあえず今は僕らから逃げないと思う

剣持

虚空で話を聞いた方がいい

伏見

…そう…すね、

伏見

すみません、取り乱しました…

剣持

大丈夫、間違ってない

剣持

…立てますか?

麻衣

っ…

剣持

大丈夫です、僕らは誰にも言いませんよ

麻衣

え…？

伏見

ちょ、刀也さん！？

剣持

僕らと似たもの同士の人ですしね

剣持

約束しましょう

俺は笑って言った．

剣持

君がなんと言おうと僕らは君を救います

剣持

だから君もそれを望んでください

剣持

君を絶対に死なせません

麻衣

っ…！

伏見

！！

伏見

…しょうがないすね、俺も協力するっす

麻衣

え…

伏見

意外っすか？

伏見

安心してください、全部演技すよw

剣持

僕まで騙されるからやめてくれないかな

伏見

騙せたなら何よりっす！

剣持

褒めてねぇよ

剣持

…ま、そういうことで

剣持

これから君と僕達は仲間よりも上の存在になります

剣持

敬語も抜き、さん付けもなしで．

麻衣

え、え？

剣持

んじゃ、決まり．

伏見

麻衣、めっちゃ困惑してるっすよwwww

剣持

そのうち慣れるって

麻衣

あ、えっと…その、

麻衣

…ありがとう、

剣持

！

伏見

！

咎人

…ﾆｺｯ

咎人

これからですよ/すよ！

こうして僕達と麻衣は出会った

似たもの同士の僕ら．

死という終わりにたどり着けない、人間の形をした＂何か＂

そんな3人が集い、何かを探す物語．

そして

なにかを、救いだす物語．

兄6人と仕事場の先輩に溺愛されてます

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これは＂記憶＂ではなく＂想い出＂であるそしてこれから続く＂物語＂でもあり、その物語は、まだ＂終わっていない＂．まだ終止符を打つことは許されていない．

投稿が早い！！！！めっちゃうれっしい♪ てか色々麻衣ちゃんのことがわかってきてる、！

水飛　怜

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