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―某日 僕はなむじゅなと2人で弁当を屋上で食べていた。 2人きりで屋上にいるのは少しだけ特別感があって最高だった。
ほとんど生徒が来ない屋上。 昼下がりに2人で食べる弁当はとても美味しくて、背徳感も、優越感もあった
でも俺はそんな中、なむじゅなに想いを寄せていた
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すっかり空になった弁当箱を投げて腹いっぱいと大声をあげる俺。 勿論大声をあげるのにも理由があった
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そう言ってなむじゅなは俺の弁当箱を拾って渡した。 これが目的だった。
微笑みながら弁当箱を拾うなむじゅな。 拾う姿も紳士的で男なのにどきどきしてる自分がいる
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nj
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思い切った事を聞いてしまった。 完全にやらかしてしまった
nj
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俺は絶望した。 多分俺の事なんて好きでもなんでもない。 なのに期待してしまう俺がいた
jh
咄嗟に口走った言葉。 きっと俺じゃないのに
nj
jh
△△さんか…… 当たり前だよな、俺みたいな男じゃなくて女の方がいいよな。
△△さんは俺と違って成績優秀だし優しいし人気者だし、なむじゅなも惚れるに決まってるよな
jh
nj
そう言って頭を撫でてくれる親友。
馬鹿みたい。俺の事が好きでもなんでもないのになんでそんなに優しいの?
jh
nj
jh
そう言って俺はなむじゅなを置いてって学校から出ていった
帰るのには理由がある。 泣くのを隠すため、 悲しくてショックだった
jh
帰宅するまでの道で沢山泣いた。 事実振られてしまったのと同じだ
jh
じわじわと追い詰められる自分。 さっきの言葉がフラッシュバックしてくる
「俺、△△さんが好き」
その言葉が俺の脳を支配する。 いくら別の事を考えてもあの言葉が脳裏に焼きついてしまう。 本を読んでも、snsを眺めても、あの言葉を忘れる事ができない。
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俺が見つめたのは
中学の頃なむじゅなと買ったお揃いのキーホルダーだった