ガチャ...
鍵の開く音で目が覚める
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俺はこの音が嫌いだ
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君が部屋に来た時の音だから
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俺が名前を呼ぶとぎゅっと抱き締めてくる
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寝れるわけがない
足枷と手錠で拘束されていて、首には首輪までつけられている
こんな状況で寝れる奴なんていない
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ちゃんと寝なあかんやろ?
そう言いながらもニヤニヤしている君は俺が寝れない理由に気付いているだろう
だって俺を拘束しているのは今俺の前で話している君なのだから
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何も怖がらなくていいやんで
そう言って俺の頬を撫でてくる君の手を反射的に退けてしまった。
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ドサッ
何も言わずに俺を押し倒す君
俺を上から見つめる瞳は
彼がどれだけ不機嫌になったのかを表すような、鋭い瞳だった
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先程の声と違う、低い声
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俺の腕を掴む君の力が強くなる
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そういう君の声は震えている
そんな君がなぜか愛おしくて
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俺は震えている君を抱きしめながら君の言葉に頷く
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君が怖いはずなのに
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まるで蜘蛛の巣に囚われた虫のように
君からは離れられない
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🐸🐧浮気 🐸が浮気する側🐧が浮気された側