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見ました!!最高です!!ももまるるさんのストーリーって、オシャレですよね~日常的で裏があるみたいな!!尊敬します!!
すげぇ良かったです!!!!!! 最初のオレンジの人...🍫さんかな?が言ってたアテンションの部分文字化け読めなかったけど読み進めるぜ!(?) あと、ちなみに暮六ってなんて読むんすか?
. / あんてんしょん
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___真っ白な世界に、ただぶらぶらと存在する。
俺の体は死んだ。だから、「存在」でしかなかった。
何気なく、1週間ほど時を過ごす。
ある日俄然目の前に、オレンジ色の髪をした女性が現れ、
俺に話しかけた。
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俺は困惑する。
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どうやら、以下が全ての説明らしい。
1、貴方の身体はタヒんで、肉体を持たない。 今はただ、存在だけはしているっていう状態。
2、でも、生き返られる(=現実世界の肉体を持てる)チャンスが何らかの理由で到来して、
3、肉体を持つと、記憶は「閉ざされる」。 生きてた頃のも、今の生活も諸共全部。
※あくまで「閉ざされる」だけだから、 何か刺激があったら、全て思い出しちゃうかもね。
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彼女は口角を上げる。
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……俺自身、未練がないと言ったら嘘になる。
やってみる、と言う価値はあるだろう
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何が可笑しいか判らない。
話だけが進んでいく。
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俺も正直何も判らないまま、
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そう言いながら彼女が微笑したと同時に、
目の前は真っ暗になった。
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喉辺りに違和感がある。
俺、さっきまで何してたっけ……
だなんて、考えているいとまはない___
身の危険を感じたから。
首から違和感……この肌触りは、革製の何かだろうか?
それを首から外すと、身体中の力が抜けた。
次第に意識が遠のいていった。
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何だ、何だ、この声は?
___非常に、心地が良い声。
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ya.
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ya.
美しい青髪の彼は、俺を躊躇なく抱き寄せた。
___俺の名前はどうやら、「ゆあんくん」らしい
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彼は嗚咽をまじえながら必死に話す。
目尻に涙を溜めて、ただただ必死に。
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彼は情緒が不安定なようだった。
ああ、かわいそうに。
記憶なんて1mmもないだなんて、 口が裂けても言えないや。
彼は兄か、弟か。
或いは訳あり激若お父さんか、仲の良い友達かは解らない
どのみち、彼にとって俺は、大切なひとなのかな。
とりあえず俺は本能的に、「ゆあんくん」を演じることにした。
ya.
ya.
そう掠れた声を出して、少し表情筋を緩ませてみる。
彼は涙を拭うと、小さな声を漏らした。
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ya.
ya.
ya.
適当を言う。
途端、タヒぬようなやつの同居人って一体……と慄然とする。
が、今は適当言うしかできない。
さっきまで何をしてたのか、
何を思っていたのかなど、
本当に1mmも覚えていないから。
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ya.
足を床につけてみると、
薬の袋が落ちているのが分かった。
きっと、楽になろうとしたみたい。
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ya.
___数秒の静寂を破ったのは、彼のやさしい声。
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ya.
ya.
手繰り探り、階段までの道を歩く。
___時刻は午後6時ごろ。
俺は食卓へと向かっている。
EP.1
無色透明、揺蕩う身体
『 暮六つ、君はやさしく微笑む。 』
STERT.
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