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神のキセキ
それは。迷信ではない。
きっと。どこかにあるはずだから
人は儚く美しい。
だからこそ、神は導く。
神は堕ちる。
だからこそ、人は信じる。
忌み子がいるからこそ。
神は愛す。
?
__へ。 15年後の私は幸せですよ。 今、生きていてとても楽しいですもの。だから、お願いです。あの人たちに会うまで——
どうか、生きてください。
?
これは忌み子と嫌われてきた一人の少女と 美しい神々のお話
母
その声は、冷たかった。
春先だというのに、家の中は妙に冷えていて。
薄暗い畳の部屋の隅で、私は小さく膝を抱えていた。
窓は閉ざされ、光はほとんど入ってこない。
外ではきっと、桜が咲いているのだろう。
——見たことはないけれど。
姉
バシッ、と音がした。
頬が熱い。
叩かれたのだと理解するのに、少し時間がかかった。
桃
すぐに目を伏せる。
いや、“伏せる”というよりは——
最初から、まともに顔なんて上げられない。
視線を向けることが、許されていないから。
母
母の声は、ため息混じりだった。
私の前には、いつも布がある。
厚い布で作られた、簡単な目隠し。
それがないと——
母
ぼそりと、母が呟いた。
その言葉に、体がびくりと震える。
そうだ。
私は、見てしまうだけで。
相手を——
桃
息が詰まる。
思い出したくないのに、勝手に浮かんでくる。
赤い色。
倒れる音。
誰かの叫び声。
桃
小さく呟いても、誰も聞いてはくれない。
母
苛立った声。
私は慌てて首を振る。
桃
姉
足音が近づく。
反射的に、さらに体を縮こまらせる。
姉
変なこと。
それは、何だろう。
普通のことが、分からない。
外に出てみたい、とか。
誰かと話してみたい、とか。
それも“変なこと”なのだろうか。
桃
結局、それしか言えない。
謝れば、少しだけ終わるから。
少しだけ、痛くない時間が増えるから。
母
深いため息。
母
その言葉は、何度も聞いた。
慣れたはずなのに。
どうしてか、胸がぎゅっと締め付けられる。
母
少しの沈黙。
そして。
母
——その一言だけは。
どうしても、慣れなかった。
閲覧有難うございます!✨️
この物語は桃さん主人公の作品となっております!
どういう結末になるかはお楽しみを😊
また、この小説はハート指定にしようかなと思います
なぜならば、小説作るの時間かかるから
まぁ、セイカの我儘ってことっすね
次回♡50
それでは!次回に出会いましょう!✨️