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ﾄﾞｺﾞｯﾊﾞｺｯｺﾞｷｯ
ｺﾞｷｯﾄﾞｺﾞｯﾊﾞｷｯ
パシッ
中原 中也
……っゲホッゴホッ………！〔血まみれになりながら、やっと動かせた手でルーノの拳を受け止め〕
ルーノ・アーミアス
……………ﾆﾋｯ〔その儘押し込み始め〕
中原 中也
っ！(此奴……どんな馬鹿力してんだよっ！)〔それに対抗する様に押し返すが、力負けしており〕
お前が言うか？と言いたかったけど ロルが優先
中原 中也
(1回黙っとけ主！！今緊迫してんだよ！)
ごめんなさい………
ルーノ・アーミアス
ほらほらどしたァ？力弱っちぃなぁ？
ルーノ・アーミアス
この儘だとまたぶん殴られ地獄だぞぉ？〔と笑いながら、更に力を込め押し込んで〕
中原 中也
チッ……！(くそっ！！なんか方法ねぇのか！？)
中原 中也
(インカムはあれから何も聞こえねぇしっ！)〔キツくなってきたのか、もう片方の手で受け止めていた手を支え〕
ルーノ・アーミアス
………なぁ、手って2本あるのは知ってるよな？
ルーノ・アーミアス
んでお前今、"両手"使って俺の"片手"必死で受け止めてるよな？
中原 中也
………っ！〔瞬時に支えていた手を外し、防御の姿勢に入って〕
ルーノ・アーミアス
…ﾌｯ、ざんねーんブラフだァ(笑)〔先程よりも力をめいっぱい込め、中也の手ごと殴りつけ〕
中原 中也
ガッ………〔元から何処かしら骨が折れていたのに、更に手の骨を折り、その儘顔面にもろに喰らい、目眩がしたのか動けず〕
ルーノ・アーミアス
…………〔中也の首を掴み持ち上げ、首を絞め始め〕
中原 中也
…ゥ゛……グァ゛……ゥ……〔意識はあるのかもがきだし〕
ルーノ・アーミアス
…………これで終わりだな〔更に力を込めようと〕
太宰 治
君がね〔ルーノに触れ、異能を無効化する〕
するとドーム状に展開されていた 範囲異能が消えていき
ルーノ・アーミアス
なっ…！なんで無効化されてねぇんだ！？
太宰 治
君の範囲無効化、時間が経つ毎に効力が弱まっていってるでしょ
太宰 治
ノイズ音が長くなっていたのと…
太宰 治
私の異能が効いたのが、何よりの証拠さ
ルーノ・アーミアス
お、前ェェェ…ッ！〔もう片方の手で太宰を掴もうと伸ばし〕
太宰 治
よっと〔軽々と避け〕
太宰 治
……所で、
太宰 治
私にばかり構っていて良いのかい？〔口角を上げ〕
ルーノ・アーミアス
あァ！？どういう意m〔物凄い勢いで蹴り飛ばされ〕
太宰 治
……ほぅら、言わんこっちゃない…………
太宰 治
……大丈夫かい？中也
太宰 治
一応心配だけはしておくよ
中原 中也
はぁ……ゲホッゲホッ！
中原 中也
これが…ゲホッ大丈夫に………
中原 中也
見えっ…かよ………ク、ソ…………〔その儘意識を無くし倒れ〕
太宰 治
…………〔倒れた中也に駆け寄り〕
太宰 治
(…大量出血……打撲…)
太宰 治
(後は見えないけど、多分これ骨も折れてるよね……)
太宰 治
(…早く与謝野女医に診て貰わないと……下手したら死ぬかも…)
太宰 治
…………全く、飼い主の手を煩わせ無いでよね〔と中也を持ち上げようとして〕
……おい
太宰 治
………〔声のした方を見て〕
ルーノ・アーミアス
……何…終わらせた気に、なってんだァ…？〔頭から血を流しながら、怒りに満ちた目で太宰達を見ており〕
太宰 治
…………凄いね…あの一撃を耐えるって……
太宰 治
あれって結構痛いと思うんだけど………〔案外ピンピンしてるルーノを見て少し冷や汗を出し〕
ルーノ・アーミアス
っるせぇよ………お前……
ルーノ・アーミアス
とっとと………死にやがれやァっ！！〔と拳を構えた状態で走り太宰に殴りかかろうと〕
おい
ルーノ・アーミアス
っっっ！〔その声で動きがピタリと止まり、段々と青ざめていって、その声の主へ目線を動かし〕
咲華蛇 絶叶
………何、やろうとしてたの？〔とんでもない殺気を放ちながら光の無い目でルーノを見ており〕
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