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へへへへへへへへ決起会の雰囲気好き(?
梓くんかっこいいなwww 料理上手いとか最強過ぎんだろ
フォロー失礼します🙇♂️ 続き気になります。
夜の六本木を過ぎ渋谷へ向かい家に入ろうとしたら家の前に猫が捨てられていた
梓「ん?なんだコイツ…」
すごく強い目をしていて俺を見上げていた
なんだか、すごく愛おしくなって、その小さい体を抱き上げてやった
梓「…なぁ、俺と家族になるか?」
猫「……」
猫は黙ったまま俺の方を見つめた
猫「…ニャア……」
その刹那猫は嬉しそうに柔らかい声で鳴いた
梓「ん、そっか。」
俺はそれを肯定と捉えて猫を家の中へ入れた
猫には菖蒲という名前をつけてあげた
なんだろう、兄たちも俺も植物だったり花の名前が着いてるからなのかそういった名前をつけてしまう節がある
でも、可愛い。菖蒲は、すごく合ってると思う
真っ黒な艶やかな毛並みに淡い紫を滲ませたような瞳すごく美人な猫だ
梓「動物愛でる趣味なんてねぇんだけどなぁ…」
菖蒲だけは特別だ
俺のたった1人の家族…
これから、死ぬまで一緒だな。
翌日、宣言通りにみんながうちへ来た
とりあえず持って来たものは片付けたし、料理もある程度作って待ってたらちょうど来たもんだからタイミングいいなあなんて考えながらドアを開けた
ドラケン「よぉ、梓。」
梓「ん、やっほ、堅。 背中で寝てんのは万次郎??」
ドラケン「そー。結局眠こくって起きねぇの。」
梓「じゃあ俺のベッド乗せちゃいな。思いでしょ。」
ドラケン「おーありがと。」
万次郎は爆睡らしい
せっかくお前のために旗付きのお子様プレート作ってやった俺の身にもなれ
堅は朝から大変だな。みんな年下なのにすげぇって思う
梓「堅、朝からお疲れ」
少しだけ髪を撫でてやった
ドラケン「………ん、。」
堅はすぐ顔を逸らしてしまった
え、何そんな嫌だった?ごめんね?
ドラケン「ん?…梓ぁ、お前猫なんて飼ってたか、?」
梓「あぁ、そいつね、昨日うちの前に捨てられてて見過ごせなかったから飼うことにした」
ドラケン「へぇ、名前は?」
梓「菖蒲。」
ドラケン「菖蒲か、可愛いじゃん。」
梓「だろ?」
ドラケン「おー。可愛い可愛い。」
堅は壊れ物を扱うように優しく菖蒲に触れた
喧嘩してる時とは比べもんになんねぇほど優しく
あー、堅てこんなふうに触るんだ
可愛いなって思った(?)
ミツヤ「ドアあきっぱは不用心だぞ~w」
ハッカイ「梓~」
梓「ん、入っていーよォ」
ミツヤ「お邪魔しマース。…うわ、広。てか綺麗。」
ハッカイ「わぁ、!飯!美味そう!」
梓「お、まじ?多分隆のが美味いよ?」
ミツヤ「え、めっちゃレパートリーある…後でレシピ寄越して。」
梓「いいよ?w」
ミツヤ「ありがと~」
梓「ん~」
バジ「あああ!梓ぁ!」
梓「おぉ、圭介どうした?w」
バジ「ペヤング売ってなかった…」
チフユ「今日売り切れてましたねぇ…」
梓「安心しろ、ウチにあるよ。w」
バジ「まじ!?梓好き!」
梓「おーおー。w」
チフユ「場地さん!手洗って!」
バジ「あぁ、ごめん。」
千冬がお母さんみたいなこと言ってるのがおかしくて笑ってしまった
しゃーねぇからペヤング作っといてやるか~
ミツヤ「おー、猫可愛い」
ドラケン「菖蒲だってよ」
ハッカイ「ちいせぇ…」
チフユ「あ、猫ッ!」
バジ「おー猫可愛いなぁ。」
めっちゃみんな菖蒲に興味津々だな
菖蒲も嬉しそうだからよかった
バジ「お!梓めっちゃ気ぃきく!千冬!ペヤング半分こな!」
チフユ「はい!」
梓「おー感謝しろ~」
ミツヤ「お前ら他人の家来てまでペヤングかよ…w」
ハッカイ「…ん!ねぇ、たかちゃんッ、梓の飯めっちゃ美味い!」
ミツヤ「お、まじぃ?俺も食う~」
ドラケン「あー、俺も。」
梓「ん、万次郎のやつ、、冷蔵庫に入れとくか~…」
マイキー「ん、美味い…」
梓「え…?」
マイキー「ちゃんと旗立ってるしぃ、ごーかく…」
梓「ぇ、あ、いつの間に起きたんだ、?万次郎…」
マイキー「…いい匂いしたから、、起きた。さっき。」
まだ眠気眼で俺に話しかける万次郎
なんだか可愛かった
梓「ん、そっか。美味いならいいよ。」
ブリーチで傷んでるであろう髪を優しく撫でたら万次郎はすごく嬉しそうな顔をした
マイキー「…あず~、、お前さぁ…俺の嫁んなれよォ…」
梓「…何言ってんだよ、俺男だし…」
マイキー「ん?うん、知ってる~」
梓「…ほら、じょーだん言ってねぇで食えよ。早く。」
マイキー「冗談じゃねぇのにぃ…」
梓「はいはい。」
え、てかめっちゃみんな食うじゃん。なくなんの早
梓「お前らよく食うなぁ…」
ミツヤ「育ち盛りだかんな~」
梓「爺さんにはわかんねぇやぁw」
バジ「爺さんって、梓俺らとひとつしか変わんねぇじゃん。」
梓「高校生と中学生の壁はでけぇんだよ、馬鹿圭介。」
バジ「なッ!馬鹿は余計だろ!」
梓「馬鹿だろーが。中学生でダブってるやつが何言ってんだよ~w」
バジ「それ言うなよ、、俺だって頑張ってる…」
梓「知ってるよ。圭介。今度勉強教えてやっから。」
バジ「どーせ梓だってバカだろぉ…」
チフユ「梓君って学力どれぐらいっすか?」
梓「ん~?俺ねぇ、、中学三年間学年一位。」
チフユ「は!?嘘だろ…」
バジ「が、くねん…一位、。」
ミツヤ「頭いいんだなぁ、、梓」
ハッカイ「俺も今度教えてもらお~…」
ドラケン「へぇ、すげぇ」
マイキー「へぇ、すごぉい…」
梓「ほらな~馬鹿じゃねぇだろぉ。」
バジ「なんだよぉ、つまんねぇ…」
梓「つまんねぇもくそもねぇよww」
梓「ほら、食ったんなら帰れ~…」
ミツヤ「俺泊まってっちゃダメか?梓ぁ。」
マイキー「ん、俺も!俺も!」
梓「え~…しゃーねぇなぁ、。」
マイキー「やったぁ!」
ミツヤ「あんがとな~」
結局うちに泊まったのは隆と万次郎、堅だった
他のみんなは帰ってこの三人だけ残ったんだけど
なんでこうなったのか…俺は知りたい
ミツヤ「………」
マイキー「ん、、梓ぁ、。…」
ドラケン「……」
左から隆、俺、万次郎、堅って雑魚寝してるのはなんなんだろう
万次郎に至っては俺の名前を寝言で呼んで抱きしめられてますね、俺。
隆なんて控えめに服掴んできてる。
可愛すぎて無理。弟いたらこんな感じかな
でもね、俺起きなきゃ行けないんだよねぇ
万次郎達もなんだけど
春樹のダチが愛美愛主の奴にやられたって
その件で抗争するから、決起会を開くって言ってたのお前らだろ。
そろそろ起きてくれ俺は動けねぇんだ
その後起きたのが2時間後だったということは誰にも言えない
夜が深くなった
見慣れてきた神社
初めに万次郎と会った時は壮絶だったなぁなんて考えながら話を聞く
普段のあの子供じみた雰囲気からは感じられない雰囲気で
威風堂々と話していた
あーやっぱり俺らの総長はかっこいい
あ、なんか最近万次郎お気に入りのたけみっちが春樹と良平にガン飛ばされてる
気ぃたってんのは分かるけど落ち着けよな
お、隆が止めに入った
ミツヤ「わかんねぇならでしゃばんなボケ!」
おー隆が怒鳴ってる。珍しい
あ、良平が堅に怒られた
まーそうなるよな。
マイキー「どーする?パー。やる?」
パーチン「………相手は2コ上だし…東卍もタダじゃ済まないし、みんなに迷惑かけちゃうから…」
マイキー「………」
パーチン「でもッ…悔しいよ、マイキーッ…」
マイキー「んな事聞いてねぇよ」
マイキー「やんの。やんねぇの。」
パーチン「ッ…やりてぇよ!ぶっ殺してやりてぇよ!」
マイキー「だよな。」
パーチン「え」
ほんと、春樹は馬鹿なくせに余計なこと考えてやがる
ウチの総長様は…仲間のためなら何でもするってのによォ
マイキー「こん中にパーのダチやられてんのに、迷惑だって思ってる奴いる?」
マイキー「パーのダチやられてんのにひよってる奴いる?」
マイキー「いねーよなぁ!」
マイキー「愛美愛主潰すぞぉ!」
トウマン「おー!」
ほんと、活気のあるチームだこったァ…
俺ここにいて良かったな
マイキー「8月3日武蔵祭りが、決戦だ!」
万次郎やっぱりかっけぇよ。
お前の背中、頼もしい
けど、みんなが万次郎に賛成してる中、たけみっちだけは、何故か微妙な顔をしていた
なんであんな微妙な顔するのか気になって仕方なかった
轟く轟音
クソでかい歓声
バイクの排気音の中
集会は終わった
けど、俺たちは知らなかった
あんなことが起きるなんて