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あさくら
80
🎲 安田 酢太郎【クトゥルフ神話】➔ 失敗
酢太郎は手帳の紙面に並ぶ不気味な文字へ意識を集中させたが、その歪な幾何学のような文字列がどの神話体系に属するものなのかまでは特定できない。
ただ、眺めているだけで脳の裏側がチリチリと痺れるような、底知れぬ禍々しさが漂っていることだけが肌に伝わってくる。
🎲 今泉 さらさ【目星】➔ 成功
一方、さらさは苗倉の様子をまじまじと観察した。
よく見ると、苗倉の顔色は土気色に青ざめ、額やこめかみにはびっしりと嫌な脂汗が滲んでいる。
手帳を握る指先は骨が浮き出るほど強く強張っており、見開かれた瞳は異様な光を宿して二人の一挙手一投足をじっと見つめていた。
呼吸は浅く小刻みで、まるで何かに激しく追い詰められているか、あるいは何者かに操られているかのような、明らかな異常状態であることが見て取れた。
苗倉
苗倉
🎲 今泉 さらさ【組み付き】➔ 失敗
🎲 安田 酢太郎【DEX×5】➔ 成功
さらさは苗倉を組み伏せようと飛びかかったが、苗倉の身体の表面に見えない力場のような壁が存在するかのように手が滑り、すり抜けるように体勢を崩してしまう。
酢太郎
その隙を見逃さず、酢太郎は鋭く叫びながら俊敏な動きで黒い手帳へと手を伸ばし、ガッシリとその表紙を掴み取った!
――だが、その瞬間。
酢太郎の掌に、凍てつくような冷気と、まるで生き物の生々しい心臓が蠢いているかのような「ドクン、ドクン」という冒涜的な脈動がダイレクトに流れ込んできた。
力任せに奪い取ろうと腕を引くが、手帳はまるで苗倉の皮膚や骨と一体化しているかのようにピクリとも動かず、どれほど力を込めても苗倉の手から引き剥がすことができない。
物理法則を完全に無視した、おぞましく名状し難い怪異に触れてしまった酢太郎は、背筋に強烈な悪寒を覚える。
🎲 安田 酢太郎【SAN値チェック】➔ 成功(減少: 0)
苗倉
苗倉
苗倉
苗倉
苗倉
酢太郎
さらさ
🎲 安田 酢太郎【目星】➔ 成功
🎲 今泉 さらさ【図書館】➔ 成功
酢太郎は床に散らばるゴミや日用品を注意深く調べ始め、さらさは空っぽのはずのスチール製書棚に近づいて隈なく調べようとした。
すると、苗倉は淡々とした足取りで部屋の隅の壁際へと歩いていき、先ほどまで確かに何もなかったはずの床から、何かを拾い上げるような動作をした。
そして、そのまま今度は書棚へと近づき、空っぽだったはずの棚の中に手を差し入れ、何かを取り出して戻ってくる。
苗倉の片手には「片方だけのスニーカー」、もう片方の手には「画面の割れた1台のスマートフォン」が握られていた。
つい先ほど、三人がかりで部屋中を隈なく捜索し、絶対に何もなかったはずの場所から、苗倉が言葉を発した途端に突如として物体が“実体化”して現れたのだ。
酢太郎とさらさは、この名状し難い超常現象を目の当たりにし、強烈な戦慄を覚える。
🎲 安田 酢太郎【SAN値チェック】➔ 成功(減少 -0)
🎲 今泉 さらさ【SAN値チェック】➔ 失敗(減少 -2)
さらさは現実が書き換わるような異様な光景に眩暈を覚えるが、苗倉は何食わぬ顔でそれぞれのアイテムを二人に差し出した。
苗倉
🎲 安田 酢太郎【アイデア】➔ 成功
酢太郎が苗倉から渡されたスニーカーを観察すると、記憶がよみがえってきた。
このスニーカーは見覚えがある。
同じサークル仲間の草壁 信吾(くさかべ しんご)が徹夜で並んで買ったと自慢していた限定品だ。
踵の内側には、彼の名前にちなんだ「45(シンゴ)」というシリアルナンバーが刻まれている。
さらに酢太郎は、草壁が二日ほど前に「セッションをしに行く」と言っていたことを鮮明に思い出した。
🎲 今泉 さらさ【アイデア】➔ 成功
さらさがスマホの電源ボタンを押すと、画面にヒビが入っているものの、液晶が無事に点灯した。
待ち受け画面に表示されている犬の写真は、同じサークル仲間の漣 剛(さざなみ たけし)の愛犬だ。
さらさは、漣も草壁と同じく二日ほど前に「セッションをしてくる」と話していたことをはっきりと思い出した。
スマホの内部データを見ようとスワイプするが、8桁の暗証番号が設定されておりロックを解除することはできない。
苗倉
苗倉
🎲 安田 酢太郎【目星】➔ 成功
酢太郎が部屋にひとつだけある窓の外を確かめようと近づき、さらさがデスクの上を詳しく調べようと足を進めた。
すると苗倉は、酢太郎が窓に近づくよりも早く窓際へと歩み寄り、窓枠に向けてすっと手をかざした。
その瞬間――
ギリギリと金属が軋む不快な音と共に、虚空から分厚く頑強そうな「鉄板」が突如として実体化し、窓枠全体を完全に覆い尽くして外の光と景色を遮断してしまった。
人の力で外すことなど不可能な鉄の壁だ。
苗倉は無機質な表情で酢太郎を振り返った。
苗倉
🎲 今泉 さらさ【目星】➔ 成功
続いて苗倉はデスク脇へと戻り、先ほど自身が広げた大判のマップの端を掴み、さらさの目の前でゆっくりとめくって見せた。
マップが退けられたデスクの天板には――
先ほどまで確実に綺麗だったはずの一面に、どす黒く生々しい「大量の血の跡」がべっとりと広がっていた。
大量の出血の跡を目の当たりにした二人は、思わず息を呑む。
🎲 安田 酢太郎【SAN値チェック】➔ 成功(減少 -0)
🎲 今泉 さらさ【SAN値チェック】➔ 成功(減少 -0)
二人は戦慄しながらも冷静に血痕を観察した。
🎲 安田 酢太郎【知識】➔ 成功
🎲 今泉 さらさ【知識】➔ 成功
広がった血痕は既に完全に乾ききっており、数時間前についたものではなく、数日前(おおよそ二日ほど前)のものであることが分かる。
また、飛び散っているものの、人の致死量に至るほどの量ではないことも確認できた。
苗倉
苗倉
苗倉
さらさ
さらさは血痕の恐怖に耐えかねて悲鳴を上げ、部屋の出口であるドアへと一目散に駆け寄った。
さらさは力任せにドアノブを回して押し開けようとするが、ドアはまるで壁の一部になってしまったかのようにびくともしない。
そこへ苗倉がゆっくりと歩み寄り、ドアに向かって手をかざした。 その刹那――
バチチッ!
という激しい放電音とまばゆい閃光が炸裂する。
ドアの周囲の隙間や蝶番が、まるで超高温で一瞬にして溶接されたかのようにドロドロの金属で完全に固められ、部屋は完全な密室へと変貌してしまった。
苗倉は振り返り、感情のない声で告げる。
苗倉
酢太郎
苗倉は酢太郎の問いかけに対して、首を小さく横に振った。
苗倉
苗倉
そう言い残すと、苗倉は再びデスク脇へと歩いて戻った。
彼の足元には割れたビール瓶の鋭利なガラス片が散らばっている。
苗倉がその位置に立つたび、ガラス片がスニーカーの底を突き破り、じわりと赤い血が床に滲み出している。
しかし、彼は痛がる素振りすら見せず、まるで寸分狂わぬ「定位置」に縛り付けられているかのように、真っ直ぐに立ち続けていた。
コメント
1件
うわっ、第2話もめっちゃ怖かった…!😱💦 苗倉の「僕はキーパーなんだ」って台詞がもう完全にホラーになっててゾクゾクしたよ…! 探索者が必死に動いても、KPの宣言一つで現実が書き換わっちゃうの、TRPGの仕組みを逆手に取った狂気がたまらんかった😭✨ 特に窓に鉄板が突然実体化したり、ドアが溶接されたりする描写がリアルで、「あ、これ本当に逃げ場ないんだ」って絶望感が伝わってきた…。草壁と漣くんのアイテムも出てきて、この先どうなるのか気になりすぎる! キンモクセイさんの世界観構築、マジでエモいっす…! 続き楽しみにしてるね🌸