コメント
2件
やばい…!!面白くて一気見してしまった…ストーリー構成がしっかりしてて本当に小説読んでる感覚だった…!!👏✨
明美
玲花
明美が1枚の紙を 机の上に置く。
それは手紙のようなもの だった。
玲花
「玲花へ」
玲花
明美
広香
明美
明美
玲花
ガチャン
玲花
玲花
玲花
私はそっと、 手紙に手を伸ばし、 中身を拝見する。
玲花
たくさん文字が書けるように 罫線が何本も引かれてある その紙には、 たった一言だけが綴られていた。
「好きです。」
あえて大きい文字で 書いているとか、そういうのも なくただ一言、 そのまま罫線にに沿った文字で、 真ん中に。
でも私は、その期待に 答えられる自信がない。
玲花
私は引き出しの中へ その手紙をしまった。
次の日…
広香
広香
玲花
玲花
明美
武田先生
明美
玲花
広香
玲花
明美
明美
玲花
武田先生
武田先生
玲花
私はその場の状況を なんとなく理解する。
玲花
玲花
武田先生
明美
武田先生
玲花
武田先生
武田先生
玲花
武田先生
玲花
広香
明美
玲花
明美
玲花
明美
玲花
広香
玲花
明美
玲花
広香
玲花
広香
玲花
玲花
明美
広香
玲花
明美
広香
玲花
明美
広香
玲花
気がつけば半日が経過していた。 時の進みの速さに驚いた。
玲花
広香
明美
玲花
玲花
玲花
玲花
仁さん
仁さん
玲花
仁さん
そして仁さんは 手紙を取り出す。
玲花
仁さん
仁さんは微笑んだ。
玲花
仁さん
私は自分で聞いたくせに 仁さんの返事を待たずして 手紙を開く。
仁さん
「玲花が楽しそうに話すのを 聞くのが大好き。」
玲花
玲花
仁さん
…パタン、
この手紙も、 引き出しにしまっておいた。
そして次の日は、
「周りに気を遣える 優しいところが好き。」
玲花
そのまた次の日は、
「何事にも 全力なところが好き。」
玲花
そしてそのまた次の日も、
「人を見た目で 判断しないところが好き。」
玲花
「少し抜けてるところが 好き。」
玲花
「どんな君でも 大好き。」
玲花
私は断り続けた。
玲花
仁さんにもらった手紙が 30枚をきった。
手紙には毎回 「私のどんなところが好きか」 が書かれていた。
よくそんなたくさん出るもんだ。
学校にて、
明美
玲花
広香
玲花
広香
玲花
広香
明美
明美
広香
広香
明美
玲花
玲花
明美
広香
玲花
広香
明美
玲花
仁さん
玲花
仁さん
仁さん
玲花
仁さん
仁さん
玲花
玲花
玲花
仁さん
玲花
「もちろんです。」
仁さん
玲花
玲花
玲花
…やっと言えた。 やっと。やっと。 ずっと言いたかった言葉が。
仁さん
玲花
仁さん
玲花
それから5年が経った。
玲花
仁
玲花
玲花
仁
玲花
玲花
仁
玲花
玲花
仁さん
玲花
仁
玲花
仁
玲花
玲花
仁
玲花
玲花
チュッ
仁
仁
玲花
仁
玲花
仁
玲花
仁
仁
玲花
玲花
玲花
広香
明美
志音
玲花
広香
玲花
広香
明美
玲花
玲花
志音
志音
私達の瞳には間違いなく、 曇り1つない
『幸』が映っていた──。