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家族

第1話 - 家族

2021年09月06日

#家族

#切ない系

#読み切り

ユナ ✌🍫ローツイ💜💙♕

裕介

それでね！友達が､､､､

結衣

裕介!!危ない！！！！！！！！！！！！

裕介

え？

ｷｷｰｯﾄﾞｰﾝ

裕介

ねえ、ちゃん？

裕介

ねぇねぇ！結衣ねえちゃん!!返事してよ！

結衣

ゆ、う、すけ､

裕介

な、なに？

結衣

だ、い、じょう、ぶ、？

裕介

ねえちゃん今から救急車呼ぶからね！？

裕介

もうこれ以上喋らないで！！

結衣

さ、いご、に、

結衣

ゆ、うすけ、もっと、こっち､､､､

裕介

な、何？最後とか言わないで!!今救急車来るから！

結衣

い、ままで、あ、りが、と、

結衣

だ、い、す、き、

結衣

わ、たしの、ぶん、まで、い、きて！

結衣

ﾋｭｰﾋｭｰ

裕介

ね、ねえちゃん?!

裕介

お、俺、ねえちゃん無しでどーやって生きればいいの？！

裕介

俺、ねえちゃんいないと何も出来ないよ、､､､､

結衣

だ、い丈夫！裕介なら、！

結衣

わ、たしは、お、そら、か、ら、み、てる、から！

結衣

が、んばって、ね!!だ、い好きだよ！

結衣

ｽｯ

結衣

ニコッ

裕介

ね、えちゃん??だんだん冷たくなってる?

裕介

ねえちゃん!!姉ちゃん!!起きてよ！！返事、、してよ、、いつもみたいに、、

ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ

裕介

､､､､

救急車に乗ってた人

君かい？電話してくれたのは

裕介

はい、、、

救急車に乗ってた人

そうですか、まずはその女性を預けてくれるかな？

裕介

はい､､､､

救急車に乗ってた人

後で色々聞かれるけど､､､､答えてくれるね？

裕介

はい､､､､

忘れもしない、2ヶ月前の出来事

あの時、僕は最愛の姉を失った

裕介

姉は僕の、最後の家族だったんです。

裕介

母は1年前、病死しました。父はそのショック死。

裕介

その時、姉と約束したんです。何があっても

裕介

絶対に生きよう

裕介

って､､､､

警察

そうですか、、

警察

では事件当時の事を聞いてもいいかな？

裕介

はい、僕と姉は一緒に散歩をしていたんです。

裕介

そしたら、車が走ってきて僕が轢かれそうになってたのを姉がかばったんです。

裕介

とっさのことで僕は何がなにか分からなくなっていて、

裕介

車は轢き逃げしました。

裕介

その時姉は最後の力で僕に最後の言葉を､､､､

警察

そうか、辛いな、話してくれてありがとう

警察

タクシーを呼んでおくからタクシーで帰りな。

裕介

いえ、一人で帰ります。

警察

では、お気をつけください

あの時、僕はどうすればよかったんだろう

ｶﾞﾁｬ

裕介

ただいま、､､､､

結衣

裕介!!遅い！！何してたの？

結衣

裕介〜勉強教えてあげる！

結衣

裕介！これ食べてみて！

結衣

裕介､､､､

姉ちゃんが居た日々

親が居なくても姉ちゃんが居てくれたから

僕はここに居る

裕介

なのに、姉ちゃんまで居なくなったら、僕はどう生きればいいの？

裕介

､､､､ちょっと散歩してこよ

裕介

これから、どうしよう

女の子

できたぁ!!

男の子

おやまだぁ!!

女の子

ままぁ！見てぇ！

女の人

ほんとだ！上手くできたねぇ

男の子

えへへ(*^^*)

女の子

えへ〜(*ˊᵕˋ*)

裕介

､､､

裕介

（あの公園、姉ちゃんとよく遊んだなぁ）

菜々美ちゃん

あ！！ゆう兄!!

裕介

あ、菜々美ちゃんこんにちは😊

菜々美ちゃん

あれ？ゆい姉は？

裕介

あ、えっと、ね、今、居ないんだ

菜々美ちゃん

へ〜そーなんだぁ

菜々美ちゃん

いつも一緒に居たのに、珍しいねぇ〜

菜々美ちゃんは近所に住んでる子。姉ちゃんと俺とよく遊んでいた

菜々美ちゃん

ゆう兄何してるの？

裕介

散歩だよ(＾＾)

菜々美ちゃん

でもなんか元気ない？

裕介

そうかな？（やっぱりわかるかぁ）

菜々美ちゃん

じゃあね！ゆう兄バイバイ(^_^)/~~

裕介

(^_^)/~~

裕介

（菜々美ちゃんにはどう言ったら、、）

しばらく歩く

裕介

（､､､､もう暗くなるし帰ろうかな）

家の前

裕介

（あれ？家の前に誰かいる？）

裕介

あの、、、そこ僕の家なんですけど

うん。僕は君に用があるんだ

裕介

あなたは誰なんですか？

死神

僕は､､､､簡単に言えば、死神かな

裕介

え？死神､､､､ですか。

裕介

どうしてここに？

死神

君のお姉さんが言ってたんだよ。

死神

「裕介、大丈夫かなぁ。独りにさせちゃった。」

死神

「ちゃんと勉強してるかなぁ。しっかりご飯食べてるかなぁ。ちゃんと寝てるかな」

死神

ってすごく心配してたよ

死神

『私は元気だよ〜！！大変なこともあるだろうけど無理せず頑張って！！』

死神

って言ってたよ。あと、君の相談に乗ってあげてとも言ってた

裕介

､､､､とりあえず家入る？

死神

うん

死神

お邪魔しますm(_ _)m

裕介

あの、君は姉を知ってるんですか？

死神

まぁ、僕が案内したからね。

死神

僕で良かったら、話してくれる？

裕介

（この子多分僕より年下､､､､少し話しにくいな、､、）

死神

話しにくい？

裕介

はい、正直､､､､

死神

うーんそうだな。なんて言うか、僕、こんな姿で数年たってるからね

死神

あと、タメで話そ

裕介

うん

死神

一つ聞いていい？

裕介

なに？

死神

特に深い意味はないからね？

裕介

うん？

死神

君はどうやって死にたい？

裕介

え？

死神

どうなのかなって

裕介

そうだな、、、

裕介

誰かのために死にたいな

死神

そっか(´・ω・｀)

裕介

姉ちゃんと同じ死に方がいいし、

裕介

無駄死にはしたくないから

死神

お姉さんがいなくなって、どう？

裕介

そりゃあ､､､､寂しいし、辛いよ

裕介

言葉では表せないほどに

死神

､､､､我慢しなくたっていいんだよ

死神

その為に僕はここに居るんだから

そう言われた瞬間ボロボロと涙が出てきた

裕介

(´；ω；`)ｳｯ…ｳｯ…ｳｯ…ｳｳｯ…ｳｯ

死神

ﾖｼﾖｼ(｡´･ω･)ﾉﾞ

死神

君はここまでとても、すごく頑張ってきたんだ

死神

泣きたい時くらい泣けばいいさ。

裕介

ｳｸﾞｯう、ん、

裕介

姉ちゃぁん、ｸﾞｽﾞｯなんでｸﾞｽﾞｯ

数分後

裕介

ｽﾞｯ(o´д`o)ふぅ〜

死神

落ち着いてきた？

裕介

うん！ありがとう!(´▽｀)

死神

よかったよかった😊

死神

じゃあ僕はもう行くね😉

裕介

あ、待って！

死神

ん？

裕介

お姉ちゃんに伝えて欲しいんだ

死神

いいよ

裕介

『僕は絶対に姉ちゃんを忘れない。いつも姉ちゃんを思うよ』

裕介

『僕、こっちで頑張るから！姉ちゃんは見てて！！』

死神

わかった。言っておくよ

死神

それと、僕のことは誰にも言わないでね？

裕介

え、うん。わかった。（なんでだろう？）

死神

(＾v＾)僕は居ちゃいけないからだよ（笑）

裕介

（僕が思ってることわかるのかな？）

死神

うん。死神の能力的な？（笑）

裕介

びっくりしたぁ（笑）

死神

じゃあ僕は行くね(*^^*)

裕介

うん！ありがとう(*´∀｀*)バイバイ(^_^)/~~

死神

ｽｳｯ

死神は消えた

裕介

(´˘`＊)姉ちゃん!そこで見ていてね！！

数年後

子ども

パパぁ〜ママぁ〜見てぇ〜!!

妻

こらぁ！走らないの！

子ども

はぁい🙋

裕介

どれどれ？見してごらん？

子ども

これぇ！パパとママぁ！

妻

わぁ上手ね！

裕介

上手いなぁ

姉ちゃん、見ていますか？

俺は今、とても幸せです！

俺、あれから何すればいいのか、すごく考えた

どうしたら姉ちゃんは幸せなのか

思ったよ

姉ちゃんは人の幸せでもとても嬉しそうにする。だから

僕は幸せになろう

姉ちゃんに言われた事を守りながら。

それが、僕にできる

たった一つの事だから

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ユナ ✌🍫ローツイ💜💙♕

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