2人だけの甘い楽園。

日は沈みかけた夕暮れ時。

チャイムはとっくになっていた。

蝉が鬱陶しく感じる。

金髪の男の子がこちらを見る。

無邪気に笑う顔がとてつもなく可愛い

何も知らない純粋無垢な表情。

この景色、僕は知ってる、のか？

なぜか、なつかしい、なぁ

荒い呼吸を無理やり抑えようとする。

今は最悪な状況だ。

彼は不敵な笑みを浮かべ、

彼女は放心状態。

そして出される問題。

彼と僕が"初めて"会った場所。

僕は転校生だ。

彼と出会ったことがあるとしたら

あの告白された、"屋上"以外考えられない。

だが、

1部の正常な脳がそれを否定している。

もし、昔にあっていたというのなら。

なぜだ、

おもい、だせない、

おもいつかない、

ｸﾞｻｯｯｯｯｯ

今度は左足がぐたりと落ちる。

口から大量の血が吹き出される。

だめ、

カンがえるコとをヤメちゃ、

かンがえロ

寧々の動きが不自然に止まる。

椅子の周りは血の海と化していた。

彼が思いっきり寧々の頭を叩く。

体が椅子から転げ落ちていった。

シンだ、？

また、ボくのセいで、？

ぼクのせい、？？

僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい僕のせい

なにモ、な二も、マタ

頭がわレそうダ

抱きしメらレた、？

あ、レ、

あタタかイ、？

涙が流れてくる。

きえ、ナい？

ね、ネ？

あ、キやマ、？

緑髪の少女にモヤがかかる。

彼女はコちらヲ見ていルノ、？

コノ穴はふサがらなイ

なんデ…、だろウ、

"司くん"だけ綺麗に見える

僕の"ひかり"

絶望の暗闇から刺された光。

なんだ

どうして、気づかなかったんだろう笑

司くんが背中をさすってくれる。

ずっと隣にいてくれて

僕が悪い時は悪いって言ってくれて

変わらずに接してくれた。

これ以上の

きっともう戻れない。

頭のネジがはずれた。

手を司くんの後ろに回し、ぎゅっと抱きしめる。

そして、顔を見つめる。

頭を初めて撫でてもらった。

ものすっごく心地良くって。

瞼が重い。

あ、そうだ

ある、じゃないか目を覚ます方法が。

閉じ掛けの瞳で司くんを捉える。

どんなかおして、

ﾌﾟｽｯ

視界が2重、3重と重なっていく。

ふわふわ、するぅっ

ぽっかり空いた穴。

それを埋めてくれるのはきっと

ズボンを脱がされ、自分のモノを触られる。

ひばなちって、

いろんな、げんかくがみえる。

それと同時にくる

不思議な快楽。

どっちもきもちいい、

でも、この波がきてしまえば、

残った理性が言っていた。

これで静止をかけなければ終わりだと。

だけど、そんなこともう良い気がする。

きもちい、きもちい、きもちい♥♥

もうどうだっていい

波が押し寄せてきた時

あまりの快楽に気が狂いそうだった♥

あれ、からだ…が、

これいじょうのもの、？

手が痺れてきた。

終わりのない夜を。

○月××✕日 (5日目) 類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類類 やっと、やっと、堕ちてくれた♡♡ 長かった♡ だが、堕ちた理由が寧々なのは妬いてしまうがな。 そんなこと良いか♡ 明日は類にとって大切な日。魔法を使ってとびきりの"快楽"を味わってもらおう♡待っていろ♡