目黒side 目が覚めるとそこは車の中だった。 そして、俺の家に着いたと知らされ、きっとこのままみんなが家に入ったらまた心配かけると思った。 だから、「もう大丈夫」そう言ったけど体は全く言うことを聞かなかった。 気づけば俺はそのままだんだんとキツくなっていき、いつの間にか再び眠ってしまっていた。
目黒side(夢の中) ハァハァハァハァ…… ここは……どこ?…助けて…ハァハァハァハァ 1?)蓮! 2?)れーーーん!! 3?)れん!!!! ここ!ここにいる!ここに!!! ハァハァハァハァ…でも…来たら……ダメ… ハァハァハァハァハァハァ 4?)ふざけんな!!何勝手なことしてんだよ!お前はいらない。何で…何でお前なんかが!!!! ハァハァハァハァ…ごめんなさい…ごめんなさい…ハァハァハァハァ…もうしないから…何も お願い…します…ごめんなさい🙇♀️ ハァハァハァハァハァハァハァハァ
目黒
渡辺
目黒
渡辺
目黒
深澤
深澤
目黒side 何か悪い夢でも見たの? そう優しくふっかさんが聞く。 「そうだよ。ずっと同じ悪夢を見るんだ。怖い。どうすればいい?」 そう言えればどんなに楽だろうか。 本当はそう伝えたい。 こんなに優しくしてくれて、この人たちは怖くないと頭では分かっている。 分かっているのに、いざとなると言葉が出ない。 何で?何で言葉が出てこないの?? 助けて欲しい。ただそれだけだった。 そこでふと頭によぎる。 あぁ、やっぱりこれが俺の「宿命」なのだと。 これくらいの辛さは受け続けなければならないのだと。 そう思うとまた息が苦しくなる。 誰か…この暗闇から助け出して………
岩本side 目黒がまた過呼吸になってしまった。 今は落ち着いて眠っているけど、その目からは静かに涙が流れている。 一体目黒は何を抱えているのだろう。 俺らには言えないようなことなのだろうか? 目黒を知りたい。そう思う。 しかし、どうやったら近くなれるのか正直わからなくなっていた。 本当は目黒の口から聞くのが1番と分かっている。でも、そのせいで目黒をさっきのように苦しめたくなかった。 だから、俺らは一先ず滝沢くんに目黒のことを聞いてみることにした。
岩本
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16:35
滝沢くん
岩本
滝沢くん
岩本
滝沢くん
岩本
岩本
滝沢くん
岩本
滝沢くん
岩本
岩本side それから俺は滝沢くんに違和感に感じていることを全て話した。 そして、本当はどうしてこうなっているかを目黒から聞きたいことも。 でも、どうも今の状態では聞くことが返って目黒を苦しめることになる気がしてなかなか聞けないと伝えた。
滝沢くん
岩本
滝沢くん
滝沢くん
岩本
滝沢くん
岩本
滝沢くん
岩本
滝沢side あれは今から5年前の冬。 その日は打ち合わせのために事務所に来ていた。全ての打ち合わせが終わったあと、珍しく次の仕事まで少し時間があった。そこで、久しぶりにジャニーさんに会いに行こうと思い、社長室へ向かったんだ。そしたらJr.のレッスンを覗きに行っていると聞いて、俺はレッスン場へ行った。 だんだんレッスン場が近づいてくるとなんだか少し騒がしかった。それは、レッスンを受けているJr.の声というより何か慌てているような、違和感のあるものだった。すると、
Jr.1
滝沢くん
Jr.1
Jr.2
滝沢くん
Jr.1
滝沢くん
Jr.2
滝沢くん
Jr.1
Jr.2
俺は急いでレッスン場へ向かった。 もしジャニーさんがみんなを守って不審者と戦ったりしていたら…そう考えた時、俺が守らないと!そう咄嗟に思ったからだった。
滝沢くん
するとそこで目にした光景は意外なものだった。
滝沢くん
不審者
不審者
目黒
不審者
不審者
目黒
不審者
目黒
なんとそこにはJr.が1人だけで、不審者に対峙していたのだった。 しかも不審者はナイフをそのJr.にしっかりと向けたまま、ゆっくりとそのJr.を壁際に追い込んでいる。 このままだとマズイ。 あの子が大変なことになる。 怪我をしてからでは遅い。 何とかして助けないと…。
滝沢くん
滝沢くん
不審者
不審者
滝沢くん
不審者
滝沢くん
警察
不審者
不審者
警察
不審者
警察
不審者
警察
こうしてあの子に怪我をさせる前に、どうにか犯人を捕まえることができた。そうホッとしていると、あれ? あの子がいない。 何故かあの子を1人にしてはいけないような気がして、急いで探しに外へ出た。
滝沢くん
外はかなり土砂降りの雨だった。 冬の寒さも相まって、とても外にずっといられるようではなかった。 あの子傘なんて持ってないよね… このままびしょ濡れだと、絶対に風邪を引いてしまう…。 そう思った時だった。
目黒
滝沢くん
目黒
滝沢くん
目黒
滝沢くん
そしてその子は、そのまま意識を失ってしまった。たった少しの時間ではあったが、体は冷たく、低体温症になってもおかしくなさそうだった。 俺はどうにもこの子を放っておくことが出来ず、家に連れて帰ろうかと考えた。でも、あいにくその後の仕事は明日の朝までで、どうにも連れて帰ることは出来なさそうだった。 そこで、事務所を通してこの子の名前を聞いてから、親御さんに電話をすることになった。 しかしその日、この子の親に連絡がつくことはなかった。そのため、結局は事務所に連れて帰るという話でまとまった。
滝沢くん
滝沢くん
滝沢くん
滝沢くん
滝沢くん
滝沢くん
滝沢くん
岩本
滝沢くん
岩本
滝沢くん
岩本
滝沢くん
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