趣味で始めたピアノ
そこからダンス
他にも父から貰ったギター
色んなことをした
俺には才能があったらしくて
ピアノを初めてすぐに初心者には難しい曲が弾けたり
ダンスを始めたらアイソレなんかすぐに出来た
ギターもある程度のコードはすぐに覚えて
周りからは褒められてばかりで
俺はそれが嬉しかった
でも期待はどんどん大きくなっていって
俺一人では抱えきれなくなった
友達からは"凄い"や、"何かやってみろ"
先生達は音楽関係は全て俺に任せっきり
音楽を始めるまで優しかった母は
音楽を始めて以来周りの期待に応えようと必死
それから何かしら上手く行かないと殴られていた
俺...本当はスポーツやりたかったんだよ、ッ?
ガチャ
母
母
母
母
傍から見れば良い親子
そう見えるかもしれない
だけど全く違う
今は俺が伴奏する事に喜んでいるだけだ
母
バチンッ!
母
母
母
出たよ
音楽の才能がある才能があるって
もう聞き飽きたよ
もう俺に...ッ
ガチャ
下校時刻だから多少同じ学校の人にすれ違った
まぁ、全員知らない人だったから良かったけど、
俺は誰も近くにいないと分かった瞬間すぐに泣き崩れた
そこからないくんが来るまでずっと泣いていた
こんな状況に置いても彼は人の心配をする
夢の中で聞こえた声
あれは大神くんの心の中の叫び
俺と同じくらい、辛かったのかなッ
彼は一体どこまで優しいのか
そう思い言葉に詰まる
そういい君は立ち俺を背を向ける
だけど明日からは?
連絡先だって繋いでないし次いつ話せるか分からない
学校に来れないか
そう聞くと彼は苦しむと思い遠回しに伝える
でもこの言葉だけじゃ彼を苦しめてしまう
だから
俺の本心をありのままに
そういい彼は俺にまた背を向けた
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コメント
1件
楽しみすぎなんですけど?続き待ってます!