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不良くんに恋した私。

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不良くんに恋した私。

5 - 不良くんに恋した私。

♥

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2021年01月09日

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〇〇

うぅ………寒いよ

〇〇

大丈夫……まだ間に合うはず…

〇〇

確か……このリフトだったよね?

〇〇

あ!あった!良かった……クシュンッ…

〇〇

よし、永瀬くん達のところに戻…………

ビュービュー……

〇〇

え…辺りが真っ白すぎてどこかわかんない………クシュンッ…やばっ……目眩が……

ドサッ……

おい!どこにいるんだよ!

いるんだったら返事ぐらいしろよ!

チッ……マジでめんどくせぇな…

(クソッ……真っ白すぎて何も見えねぇ…)

ヒューッ……

お……だいぶ収まってきたな…

目の前にはさっき乗ったリフトが見えた。

おい!いたら返事しろよ!

〇〇

(あれ?…永瀬くんの声が聞こえる…気のせいかな)

!!!!

いた!大丈夫か?

〇〇

ハァ…ハァ…永瀬くん……

チッ……やっぱりこれか…だから取りに行かなくていいって言っただろ!

〇〇

だって…永瀬くんの大事なものなんでしょ?落としちゃって……ハァ…ごめんね。ゴホッゴホッ……

とりあえず………

俺は〇〇にコートを被せて、おんぶった。

はぁ!お前これ熱あるだろ…

〇〇

んんっ………

バカ!先に言えよ!

何から何まで世話のかかるやつだな。

〇〇

ご……めん…

おい!寝るなよ。寝たら凍え死ぬぞ

〇〇

…………

聞いてんのか!

チッ…………

俺は小さな洞窟に避難した。

おい………

〇〇

ハァ…ハァ…ハァ…

ピタッ……(おでこに手を当てた)

熱いな………

救助来るまで待つのかよ…やばいな

紫耀

先生!大変です!

先生

おぉ…どうした?

しずく

〇〇が遭難しちゃって…

先生

〇〇が!?

紫耀

はい。それで、廉が〇〇ちゃんのことを探しに行ったんですけど…

先生

それはまずい……この時間帯が1番吹雪酷くて冷え込むのに…

しずく

死んじゃうの?

紫耀

大丈夫。

先生

とりあえず、救急隊呼ぶから2人は動かずに中にいて!

紫耀

分かりました。ありがとうございます。

しずく

ど…どうしよう…もし〇〇が見つからなかったら……ヒック…

紫耀

しずくちゃん……

紫耀

廉……頼んだぞ…

寒っ……

〇〇

ハァ…ハァ…ハァ…ハァ

クソッ……まだかよ

もう少しで救助隊多分来ると思うから少し我慢しろよ。

〇〇

う…ウンッ…ゴホッゴホッ

ゴゴゴゴゴッ…(ヘリコプターの音)

あ!来た!おーい

救助隊

あ、居たぞ!

ほら。歩けるか?

〇〇

ん……ハァ

ガクンッ……

ちょっ………

立とうとするが、足がフラついてなかなか立てない。

仕方ねぇな……ほら。乗れ

〇〇

うん…ありがとう。…

こうして、私たちは救助隊に助けられた。

続く

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