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放課後を知らせるチャイムが学校全体に鳴り響いた。
今日もいつも通り家に帰っていつも通り勉強するはずだった。
小日向芽衣
咲野藍
姫沢桜良
小日向芽衣
ただ、この時の私はまだ気づいていなかった。
平穏はそう簡単に続くものでは無いと。
咲野藍
藤岡知子
咲野藍
藤岡知子
咲野藍
何だ?
保健室登校になってから今までこんなふうに引き止める先生は初めて見た。
藤岡知子
咲野藍
藤岡知子
なんというか...今日の先生はえらく私の顔を伺ってる気がする。
藤岡知子
藤岡知子
咲野藍
藤岡知子
藤岡知子
藤岡知子
話の意図が掴めない。
先生は何を言いたいんだろうか?
藤岡知子
藤岡知子
咲野藍
そんなことは自分がよく分かってる。
咲野藍
咲野藍
だからせめて教室に行くのはもうちょっと先にしたい。
藤岡知子
藤岡知子
咲野藍
帰ろうと思った。
なぜなら、先生の用事は終わったと思ったからだ。
藤岡知子
藤岡知子
咲野藍
他の人?
氷室健人
氷室先生?なんでここに?
咲野藍
氷室健人
氷室健人
藤岡知子
氷室健人
私抜きで話が進まることに恐怖が生まれた。
先生同士の顔がとても怖かった。
先生に着いて行ったら良くない気がする。
氷室健人
藤岡知子
咲野藍
だが、その場の流れで行かざるをえなかった。
数分後にこの選択が間違いであることに気付かされた。
氷室健人
連れてこられたのは前に先生と話した美術室だった。
私の目の前には美術室の扉がでかでかと立っている。
遠回しに開けろと言っているのだろう。
なぜ先生が開けないんだと思いつつも偉い私は美術室の扉を開けた。
咲野藍
目の前に映っていたのは
咲野明日香
学校にいるはずのない
私のクソ親だった。
成瀬春樹
前にもこんなことあった気がする。
その時はテスト勉強していたが
先輩は人を待たせるのが好きだなー。
冬で待つのはさすがにきついんですけど!
でもさすがに遅い。
先輩の友達にまた聞くか。
芽衣さんに聞きにいくか?
でも剣道部は今週大会あるとか言ってたな…
じゃあ桜良さんのところ行くか。
桜良さんは確か手芸部だった気がする。
そして僕は手芸部の元へ向かった。
手芸部は確かここだったはず。
僕は寒さでかじかんだ手で扉を2回ノックした。
成瀬春樹
部室の扉を開けた。
成瀬春樹
部員が学年関係なく全員が僕の方を向いた。
成瀬春樹
僕は先輩の友達を呼んだ。
姫沢桜良
成瀬春樹
姫沢桜良
成瀬春樹
同意しにくかった。
成瀬春樹
姫沢桜良
成瀬春樹
姫沢桜良
どういうことだ?
姫沢桜良
成瀬春樹
姫沢桜良
姫沢桜良
成瀬春樹
姫沢桜良
成瀬春樹
僕は深々と頭を下げた。
姫沢桜良
成瀬春樹
成瀬春樹
姫沢桜良
桜良さんが部室の扉を開ける手を止めた。
成瀬春樹
姫沢桜良
姫沢桜良
姫沢桜良
成瀬春樹
成瀬春樹
姫沢桜良
そう言って桜良さんは部室に戻って行った。
僕は部室の外で独りで考えていた。
どういうことだ?
桜良さんや芽衣さんが何も聞かされていない…。
先輩は友達に黙ってどこか行く人ではない。
であってほしい…。
となると僕が行かなければ行けないのは
成瀬春樹
僕は駆け足で保健室に行った。
なぜなら先輩に良くないことが起きてると直感的に思ったからだ。
成瀬春樹
僕はノックなしに急いで扉を開けた。
藤岡知子
成瀬春樹
僕の推測が正しければ先生が先輩の居場所を知っている可能性が高い。
藤岡知子
成瀬春樹
藤岡知子
成瀬春樹
三者面談って…
成瀬春樹
藤岡知子
藤岡知子
まずい…
先輩は親の事が大嫌いだ。
僕も先輩の話を聞いた限り一方的だがあんまり先輩のお母さんは好まない。
そんな先輩に三者面談するとか逆効果だろっ…
成瀬春樹
藤岡知子
藤岡知子
成瀬春樹
「成長」とかそう言う話をしてるんじゃない
成瀬春樹
成瀬春樹
成瀬春樹
成瀬春樹
成瀬春樹
成瀬春樹
成瀬春樹
成瀬春樹
僕は保健室の扉を強引にあけ美術室まで走った。
ここから美術室は結構遠い。
でも、たとえ
僕の足が壊れても先輩のところに行く。
待っててください先輩。
は…?
なんであんたがここに?
咲野明日香
咲野藍
氷室健人
は?
何してくれてんだこいつ。
初めて氷室先生に怒りを覚えた。
氷室健人
咲野藍
氷室健人
氷室健人
三者面談?
正気か?こいつ
この人が私の話聞いてくれるわけないだろ
私は呆れて母親の隣に座った。
氷室健人