〇 〇 .
大丈夫。
いつもそう言い聞かせてた
込み上げてくる涙はぐっと押し込んで
言いたいことは心の中にそっとしまった
そして私の夢は心の海に放り投げた。
重度の発達障害をもって生まれた兄は
毎日母や私を殴って、叫び暴れた
父は、それにうんざりして消えた
いや、消えたんじゃない、逃げた。
何度も警察沙汰になった
母は私なんて気にもしてくれない
ただ
もっと、もっと普通の暮らしがしたかっただけ。
それ以上もそれ以下も求めないから
神様、これが我儘だと言うなら
私はもう生きてけない
何も出来ないよ笑
〇 〇 .
誰にも聞こえない
誰も聞こうとしない
誰も聞かなくていい。
さよなら。
〇 〇 .
私の声は凍ってしまいそうな空気と一緒に どこかへと行ってしまうのだろう
ああ、ここで終わるのかなぁ…
学校もあるのに、笑
…
じゃあ、
10秒以内に何も起きなかったら
…死んじゃお。
〇 〇 .
弱く、枯れきった心で
1秒、また1秒と数字を減らしていく
〇 〇 .
あー、終わりか。
少しの安心と、不安
そして、最後
0
범 규 .
〇 〇 .
最後の我儘
連載 𝐬𝐭𝐚𝐫𝐭 ✮*。゚
コメント
3件
ゆなちゃん...ですよね?!