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私はかな。高校一年生。クラス替えでひとりぼっちだった私のことを助けてくれたのは、かおり。
ある日、かおりにお願い事をされた。
かおり
ねぇ、かな
かな
あ、かおり。どうしたの？
かおり
お願いがあるの。今日、みんなで遊びに行かない？
かな
それがお願い？いいよ！
かな
あー、でも、もしかしたら無理になっちゃうかもしれない。その時は連絡する。ごめんね‼︎
かおり
連絡してくれるならいいよ！
かな
ありがとう
しかし、その日は急なバイトが入り連絡するのを忘れてしまった。
かな
（やばっ。連絡するの忘れてた！今すぐ謝らなきゃ！）
そう思ってスマホを見ると…
50件くらいLINEがたまっていたのだ。
かな
（え、うそ。こんなに楽しみにしてたんだ…。謝らないと！）
かな
ごめんね。急なバイトで連絡するの忘れてたの。本当にごめん！明日、明日なら大丈夫だよ⁉︎
かおり
え〜？忘れてた挙句明日の約束？私約束破った人とはもう遊びたくな〜い！
かおりからのメールでみんなかおりに同情した。
はな
え？かおり、可哀想！もっと謝んなよ！
かな
ごめん！本当にごめん！
やよい
いやwもっと、謝んなよ！
かな
ごめん！次からは気をつけるから！
かおり
酷い！全然気持ちこもってなくない？
かな
え？謝ってるのに…
はな
何？本当は全然反省してないんじゃないの？
やよい
かおり、懲らしめなよ
かな
え…
かおり
そうだね。じゃあみんな、これからかなのこと無視しなよ？
一瞬LINEが止まった。
でも、はなとやよいは賛成した。
はな
わかった。かおりの言うことならやるよ！
やよい
私もわたしもー
かおり
かな、勘違いしないでよね？かなのためにすることなんだから
かな
私の、ため？
かおり
そうよ。私達があなたを正しくしてあげるの
はな
じゃ、明日から1人だから、頑張ってね〜♪
かな
う、うん……
かな
…今日から1人…
かな
……
かな
ここに来ると、嫌な妄想しか頭を回らない…
かな
あ、かおり…
かな
かおり〜……
かおり
…
かな
（…そうだよね。昨日のことが夢なはずないもんね）
はな
かおり！おはよ！
かおり
おはよ〜！
ドンッ！
はな
ん？あ、ごめんw
はな
存在感が薄すぎてww
かな
…
かおり
可哀想www
かな
（ただの無視じゃないじゃん…。いじめじゃん、これ）
先生
えー、今日は班で話し合ってもらうぞ
かな
（何でよりによって今日…）
かな
（かおり達と同じ班…）
かおり
かな！
よろしくね!!!
よろしくね!!!
かな
あ、うん、よろしく…
かな
（先生の前ではそんなんなんだ）
はな
かなー、これ教えてー
かな
あ、これはね、こうして…
はな
えっ！凄い！
はな
小声）何で教えんの？かおりが教えようとしてたのに
かな
え…
私は、そのまま家に帰った。
かおり
ねえ、かな
かな
…何？
かおり
あんたの家の近く、スーパーあるでしょ？そこで、サンドイッチ盗ってきてくんない？
かな
えっ…
かおり
あ、逆らってもいいんだよ。無視からエスカレートするけど
はな
あ、じゃあ私は、飴盗って来て
やよい
私カルピス〜
かな
え……
私は、とうとう警察に伝えることにした。LINEのスクショもコピーして届けた。
警察
よく我慢しましたね。任せてください
次の日、学校に警察が来て、かおり達を連れていった。
おしまい
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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