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虚
虚
虚
虚
流華
朝?
何かおかしいと思った 昨日マイキーに抱きついて泣いた後の記憶が何一つなく目が覚めると知らない部屋で知らないベッドで寝ていた まるで酒に酔って記憶を無くしたかのような感覚だ
部屋に飾ってあった時計を見ると朝の6時を指していた
部屋の周りを見渡すとそこには写真が飾られていた
ベッドから降りて少しフラフラしながらその写真に近づいた とても元気そうに写ってる友達との集合写真
あまり誰だか最初は分からなかったけど、1つだけ分かることはあった
雰囲気的に春千夜さんだろうか その人と仲良く肩を組んでるのは
私だ
見てわかるくらい楽しそうな顔をしている自分が羨ましく思い 私もこう、なりたいって心で呟いた この写真にいるの私なのに
その写真を見てればなにか思い出せるかと思いしばらく見ていたらドアがノックされ「入るよ~」って声がした
聞いたことがない声だった
エマ
流華
何故か敬語で挨拶をした
顔をよく見てみるとどこかで見たことがあった あれ、この人、もしかしてマイキーの妹?
流華
流華
エマ
エマ
なんか少し改まってお互い座った こういう時は留衣がお世話になったからお礼を言うべきだよね?
でもその前に挨拶した方がいいかな? でも私のこと知ってるっぽいけど気のせいかな まぁ挨拶した方がいいよな、うん
流華
流華
これで合ってるよね? 一応エマさんの顔を見ると笑顔だった 良かった、合ってた
エマ
エマ
ああそうかマイキーから話でも聞いてたのかと思ったけど違かった
エマ
少し悲しそうな顔をしていたエマさんに謝る方がいいと思った まだ上手く思い出せないことを
流華
エマ
エマ
エマさんは笑いながらそう言ってくれたけどまだ少し暗い顔をする私を見て 「おいで!」って手を引っ張って階段を降りた
エマ
エマ
流華
そう聞く私にエマさんは優しい目で
エマ
って言ってキッチンへ行った マイキーに聞いたとおりの人だ 優しい雰囲気な人だ
この部屋を見渡すとなんだか見たことある部屋だ
よく、ここで遊んだような感じがした
この匂いも懐かしい
流華
エマ
エマ
エマさんは朝食を持ってきて目の前に座って「ふうっ」って一息つけて笑いながら話し始めた
エマ
エマ
エマ
その言葉を聞いて少し恥ずかしかった まさかおんぶされてるなんて 嫌じゃないけど恥ずかしい
流華
流華
エマ
流華
流華
流華
私がそう褒めると照れ臭そうに「ありがと〜」って言ってきた
マイキー
そこから一気に話が盛り上がって朝食を食べ終わって一緒にお皿を洗っていた時は、もうタメ語で話していた
とても話しやすく、話題が絶えなく出てきて、最近の流行りとか、趣味とか外見のこととか色々話していた。2人でマイキーについて話して大笑いしてた時リビングの扉が開いた
割と大きめなあくびでかなりの寝癖をつけて起きたきたマイキーを見て一瞬本当にマイキー?って思った
いつも見てるのとは違くて寝起きだとこんなにも人の感じは変わるんだと知った
まるで小さな子供みたいに「おはよ」って言ってフラフラと歩きながら私の隣の席に座った
流華
顔を少し傾けながらマイキーの目を見て言うとさっきまであんなに眠そうだった表情が一気に目覚めた
マイキー
流華
マイキー
流華
質問に対してびくっりした え? 私死んだの?って言おうと思った時マイキーが大きな声で叫んだ
マイキー
流石にこの声量は朝から聞くのは耳の鼓膜が破けそうだった
マイキー
その言葉に対して笑って見せて持ってたコップを置いて肘をついて明るめの声で言った
流華
流華
そう優しくは言ったが、マイキーにまるでよくテレビである死ぬはずの人が目を覚ました時のような反応をされて少し困惑した でもそんなに心配してくれて嬉しく思う自分がどこかにいた
エマ
マイキーの朝食を持って来たエマさんが笑いながら話に入ってきた
マイキー
エマ
マイキー
エマ
マイキー
流華
2人の話を切るようになってしまったかな
だけど気になったことがある
流華
エマ
エマ
流華
留依もきっと疲れたのだろう とりあえず起きてくるのを待とう
私はマイキーとエマさんと3人で雑談していて気づいたら時計は朝の8時をさしていた
それに構わずまた雑談を続けるとエマさんが少し頬を膨らませながら言ってきた
エマ
流華
エマ
無意識にさん付けしてたからか言われるまで気づかなかった
流華
流華
流華
軽く微笑みながら質問するとそれでいいのだみたいに腰に手を宛ててふんって音を鳴らした
まるで小さな子供といるような感覚だ
パリンッ
かなり話が盛り上がっていたらガラスが割れる音が背後からした
振り返るとよく分からない人が2人立っていた
確か右にいる人はマイキーのお兄さんだったはず じゃあ左の人は誰だ
あからさまにマイキーのお兄さんの左の人は驚いた顔をしていて、軽く呼吸が乱れていてそして私をずっと見ている
少し沈黙が流れ左に立ってた人が動き出した どんどん私に近づいて来て顔を近づけてきて私の顔を見る
武臣
武臣
武臣
私の肩を強く強く掴んで来た 少し痛いくらいだった
流華
流華
私がそう聞くと少し冷静になったようで、一息ついて自己紹介をしてくれた
武臣
武臣
あーこの人も記憶にないだけで過去には一緒にここで遊んでた仲なのかなぁ? でも顔怖
流華
武臣
そう言って武臣さんは深く頭を下げた 肩掴んだくらいで謝らなくていいのにな
あ、もしかしてこの人割と怖い顔しながら優しいのか
軽く苦笑いを浮かべながら「大丈夫ですよ」と言って私も頭を下げた
でも結構相手からしたら久しぶりの再会な時が多いな 記憶にない私は沢山友達がいたんだ…
1人じゃなかったんだ そう思うと少し嬉しかった 留依しか私には居ないと思ってたから
そういえば留依まだ起きないのかな もうそろそろ起こしに行った方がいいと思うな
流華
エマ
エマ
流華
留依の部屋の前に着き軽くそーっとドアを開けた
どうせ起こすのに留依が起きないように静かに開けた
部屋の中軽く太陽の日差しが入ってて明るかった そしてこの家の少し甘いが爽やかな香りが香った
ゆっくりゆっくり留依の寝てるベッドに近づき思いっきり「朝だよー」って叫んだ
「わぁぁぁぁ!」って叫びながら飛び跳ねて起きた留依は私を見て軽く怒ったような顔を浮かべた
留依
留依
流華
流華
流華
留依
流華
少し反省したような顔をすると留依は私の頭を撫でてそのまま着替えを始めた
流華
留依
これじゃあどっちが元姉だったのか分からないわ
留依の部屋を出てそのまま下に向かうと少し深刻そうな顔をしながから俯いて座ってるマイキーとエマがいて、その横で大爆笑しているマイキーのお兄さんと武臣さんがいた
正直この場の状況がよく分からなかった でも嫌な予感がした 恐る恐るマイキーに近づいて肩を軽く叩いて「どうしたの?」と聞くとマイキーは少し枯れた声でこう言った
マイキー
流華
マイキー
流華
少し息をのんで少し怖がりながらマイキーの次の言葉を待った
マイキー
マイキー
流華
忘れていた学校という存在を
そういえばそうだ今日月曜日だ つい自分のことでいっぱいになってしまった
まずいぞ、遅刻なんてしたことないけど先生とかに怒られるよな絶対
流華
マイキー
エマ
流華
マイキー
エマ
その後私たちはのんびりと歯を磨いていた留依に今日は月曜日だと教え4人仲良く急いで制服に着替えダッシュで学校へ向かった
流華
勢い良く教室へ滑り込みそのまま自分の席に座った
激しい息切れを起こしながらもとにかく深呼吸をして呼吸を整えた
私達が着いた時教室は1限目の途中で教室が1度静かになるも少しづつみんなが笑いだした
みんな「大丈夫か〜」や「おはよー」って笑いながら言うから、愛想笑いをしながらおはようって返した
そのまま1限目を受けて一息ついていた時後ろから肩をツンツンとされた
安璃
安璃だ
片手にはペットボトルを持っていた
安璃
安璃
安璃
流華
流華
流華
安璃
この時少し違和感があった いつもより安璃がソワソワしていた 私をチラチラと見てきて何か話したいことがあるのだろうか?
だけど人のことにそんなに首を突っ込んではいけない 私に話したいことがあるなら安璃から話してくれるはず このような時は待つべしだ
安璃
流華
早速か
安璃
珍しく安璃が緊張している ただのふざけ話では無いやつだ
安璃
安璃が何かを決心したかのように話し始めた時だった
マイキー
マイキー
後ろからマイキーが話しかけてきた
少し困惑する私と安璃であったが、安璃はすぐに笑顔で言った
安璃
安璃
流華
安璃
安璃
少し急かすように私とマイキーを廊下の方へ押して行った その時の安璃の顔は少し緊張が解けたいつもの笑顔だった
マイキーは安璃が何か私に用があったんじゃないかと察したらしく申し訳なさそうな顔をしていた
私たちはそのまま廊下に出されとりあえず屋上に行った
屋上に行くと花垣さんとドラケンさんがいた
「よっ」とか「おはよー」とか言ってくだらないふざけ話をした
ただこんなくだらない時間が心地よかった
マイキー達と出会ってから少しずつだけども
真っ黒な視界が少し明るくなっているのを感じている
このままここにいれば流華も見つかるかな、なんて呑気なことを考えたていた
そう簡単に見つかるわけないのに
そして何か裏で動いていることをまだ知らなかった
虚
虚
虚
虚
虚
虚
虚
虚
虚