ロゼ
ロゼ
ロゼ
何で
どうして
一体何が起こっているのか分からない
ガコッ。
パニックになりながら俺は屋上ののドアを勢いよく開く
午後の授業が始まっていたがそこには人影があった
振り返った青年
💖くんの目には涙が浮かんでいた
目の前に佇む💖くんの悲痛の表情と涙から 何か知っていると察した
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💖くんの腕を掴むと手が震えていた
だがしっかりとした口調で言ってきた
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💖くんによると、今日はゲームの世界から戻った翌日だという
あの世界から現実に帰ってくるとあの世界で起きた出来事は全て忘れてしまう
俺は今までのゲームの事は覚えている
だが突然何も変わらないはずの日常の中で💙ちゃんの存在が消えていることに気づいた
💙ちゃんがいない
この事実こそが💖くんの言う通り💙ちゃんが魔王になった証拠だった
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💛くんとの約束を守れなかった…
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💙
💙
💙
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何もせず、💙ちゃんが帰ってくるのを待っていることなんてできない。俺と💖くんで何かできることはないかと考えていた
その時だった
ピコン。
不意に2人のスマホから通知がなった
時計はちょうど3時になったばかり。
アプリに通知のマークがあった。
アップデートかと思いつつ確認のためにアプリを開く
見慣れたスタート画面にいつもとは違う文章があった
『アプリ終了のお知らせ』
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何度読み返しても理由らしい理由がない
サービス終了することだけが短くまとめられている
そして最後に終了までのカウントダウンが始まっていた
『サービス終了まで あと11:57:34』
あと約12時間。
明日の午前3時でこのゲーム派終わってしまう
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俺と💖くんの不安を逆撫でするかのようにデジタル表示の時間は刻々と進んでいく
深夜、俺は1人で公園にいた
時計は午前2時52分を指している
💖くんの家の近くの公園で俺は💖くんを待つ
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サービス終了のカウントダウンは続いている
あの後運営会社にメール、電話もしてみたけど全く繋がらない
問い合わせが殺到しているらしい
スマホを持つ💖くんの手が震えていた
不安で押し潰されそうな様子が見て取れる
そんな💖くんに俺は努めて冷静に言った
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ゲームの中にいる💙ちゃんはどうなってしまうのか
スマホを見下ろすと数字だけが規則正しく動いていた
スマホが揺れる
俺の手も、💖くんと同じく震えていた
『サービス終了まで あと00:00:01』
どうしたらいいか分からない
止められない
どうしようもない
残りの1秒が経過する
『サービス終了まで00:00:00』
コメント
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└( 'Д')┘ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ ちょっくら自分の頭を叩いてくるわ…うん いつもサイコーです
ころちゃん、続き楽しみです