テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
た
45
まに
3
#ホラー
名瀬口にぼし
221
#タグ?それならついさっきサイモンと一緒にたべたよ?
白嵐
4
夏樹は眉間に深い皺を刻んだ
再びキーボードを叩く手が動き出すのに
数秒間があった
夏樹
夏樹
More
More
More
夏樹
夏樹
More
More
夏樹
夏樹
More
More
More
More
More
夏樹
More
More
More
More
More
More
More
More
More
夏樹
夏樹
夏樹
More
More
More
夏樹は右拳を机に叩きつけた
夏樹
夏樹
夏樹は2度首を横にふって
キーボードを激しく叩いた
夏樹
夏樹
夏樹
More
More
「罠」という文字が
夏樹の頭に飛び込んでくる
だが
もう隠してもなににもならないという諦めが
キーボードを叩く指を動かした
夏樹
夏樹
More
More
More
More
夏樹はその文章を読み終えると
何か打とうとした
しかしなにも打てずに
背もたれに背中をつけ
両手で顔を覆った
頬をぱしんと叩き
再び画面を見た
「きみのお母さんだよ」と言う文字が
存在を誇張しているようだった
夏樹
夏樹
夏樹はもう一度机を殴ると
椅子から立ち上がる
夏樹
夏樹
身を震わせながら
雄叫びを上げる
誰にも聞こえることのない叫びは
無機質な壁に吸い取られていく
夏樹
再びパソコンの前に座った
夏樹
液晶画面の青白い光が
室内の輪郭をぼんやり浮かび上がらせている
More
More
More
More
More
夏樹
間が開く
そして短い文章が表示される
More
More
体中をつきさす寒気
乱れ切った髪を振り回しながら
闇に響き渡る悲鳴をあげ
秋見堂菜々乃は暗い通路を迷走し続ける
「なにをしているのだろうか」
こんなことをやり続けても意味がない
だが足を動かし続ける
ふとそれを見る
数十匹の黒い虫が
這い回っていた
脛に痛みが走る
肉をピンセットで挟んで
その部分を抉られるような痛み
菜々乃
剥き出しになった足にまとわりつく虫を
強引に手で払いのける
すでに足には発疹のような 赤黒い腫れが
無数にできていた
気がおかしくなりそうなほどの疼痛
血流に従ってじんじんと痛む
菜々乃
感覚を奪われた右足が
段差になった場所を踏み
菜々乃の体は勢いよく地面に倒れ込んだ
幸い虫がいない場所だったが
今度は腫れ上がるような痒みの波動が押し寄せる
足を爪でかく
程よく伸びているが割れかけの爪を
脛に突き立て
ガリガリとがむしゃらにかく
鋭い痛みがかゆみと交互に現れるが
なにもしていないよりかはまだましだった
音を立てて
肉を裂くようにかく
虫たちが脚に入り込んだような錯覚さえ覚える
膿が潰れ
黄ばんだ体液と血が溢れてくる
皮膚の表面は真っ赤になり
次第にその範囲が広がる
頼りない明かりに照らされたそれは
菜々乃の苦痛を増長させた
菜々乃
菜々乃
血は
彼女の頭の中に新しい何かを植え付ける
全てが虫に覆い尽くされる
それと同時に
体と外側が反転していくような
体の中の全てが吐き出されるような
気色の悪い幻想がチカチカと蛍火のように目の前に飛ぶ
菜々乃
皮膚の剥がれた脚に力を込めて
よろけながら立ち上がる
壁を伝いながら
ボイラー室の中に入り
自らの血を指先で掬い取ると
壁に 印をつけるように
血のついた指先をなすりつけた
菜々乃
菜々乃
矢印が完成する
だが
そこで菜々乃は意識を失って
折れるように倒れた
そしてそれを待ち構えていたかのように
体に虫がたかった
コメント
4件
えっ、お母さん……!? まさか夏樹の母親がチェインレターの元を作った張本人だったなんて。しかもMoreは「止める方法はない」と言い切り、最後に「回せ」と。その一言がもう呪いみたいで怖いです。一方、菜々乃の虫に蝕まれる描写も凄まじくて、痛みや痒みが肌に伝わってくるようでした。どちらのラインも絶望的で、この先どうなるのか気になって仕方ないです……!