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お母さんの信仰心は深まるばかりで、俺の居場所は消えていった
学校も相変わらずだ
9月に入り、俺のメンタルは限界を迎えた
俺はバイトを始めた
家に入れると同時に、万が一のために自分の貯金も貯めるようになった
食事には肉は出なくなり、毎食野菜ばかりで、たまに魚が出るぐらいだった
学校の昼食はコンビニで買った肉を食べるようにしていたが、精神的なものは変わらない
湊
大切なものは失ってから気付く、と言う言葉は、今を指しているのかと思う
ことあるごとに聖水をかけられ、頬を叩かれた
そして、決定打となる出来事が起きる
数日後
湊
母
母
湊
湊
これに対しては流石に俺も怒った
湊
湊
そうすると、お母さんは今まで以上の怒りを見せた
ゴンッ
湊
母
母
普段は平手で叩かれるだけの頬は拳で殴られた
クラッ
湊
頭に来る衝撃に目が回り、俺が倒れ込んだことにもお母さんは気にせず
バチャン
母
と、叫び散らかした
湊
もうそんな事を考える余裕もないのか
少し前に、通帳を見てしまった
1ヶ月で50万円も飛んでいた
湊
俺の心は限界だ