TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ほとけ

帰れないって?

初兎

は…

「帰る場所」が分からないこと今まで無かったのに

この病気は記憶を無理やり忘れた人の記憶を呼び起こすためのもの。今までは「帰る場所」をちゃんと分かっていたのに、いむくんはわかっていない。

初兎

そのままの意味。歩きすぎると今までの自分の記憶がどんどん抜け落ちていく。

初兎

やがて文字が最近のことを表し始めると本当に期限が近いとき。

初兎

たとえ「天使」が歌っていたとしても絶対に助からない。

本当はその逆。この病気は「天使」が歌えば必ず戻る。

歩きすぎると記憶が抜けるんじゃなくて、思い出しつつある記憶を完全に忘れてしまう。

でも、こう言うしかない。今の僕にできる最大限のことはこれだから

ほとけ

じゃあどうすればいいのよ。こんなとこで突っ立って何かが変わるわけじゃない

確かにこれは僕の自己満足でしかない。いむくんのなにかが変わるとは思わない。

初兎

それは君が自分で考えなきゃ

違う。いむくんは何もせずにいむくんの彼女の歌声を聞いてればいい。こんなとこで僕と話してなくていい。

ほとけ

はぁ?なんで君が知らないのさ

知ってるよ。知ってるけど、教えられないんだ

初兎

知ってるよ

もう…嘘なんて吐きたくない…

堕天となった小さな男の子のお話

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

12

コメント

1

ユーザー

💎さんSideの時に堕天さんの喋り方が段々💎さん寄りじゃなくなってったのは🐇さんだったからなのかなぁ… 切なぁい…((( そんでもって物語が天才的すぎるわ

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚