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僕らの共通点は"音楽"
僕はきみと同ぐるに属したいと願っては僕専用のまねに反対される どうして反対されるんだろうと考えるうちに増々きみと同ぐるに居たいと思うようになってきた僕に対してきっとまねは呆れてたと思う
ねぇきみから見て僕はどういう存在なの
今から約5年前の話
ただ単に勉強したくないと言う理由で不登校時代を過ごした僕は たまたま流れてきたcmに目が止まった
"男性アイドル募集中!!募集期間は□月□日まで!!"
そう説明する俳優らしき人の言った募集期間である 最終日はまさに今日までだった なぜか早く行かないとと急ぐ僕は自分ですらわけも分からず ただただその場所に走って走って走り続けた
気がつけばもう目の前に目的地とした場所が建っていて 予想もしなかった建物の大きさに瞳孔を開いて見せた
中に入ると沢山の人だかりでいっぱいいっぱいだった
しかも男性ばかりで女性の姿は ひとりやふたり程度しか居ないなという認識だった
とりあえず何も考えずにカウンターに近寄る僕は 整った服装で髪を後ろに括ってある女性に声を掛けた
「 あ、あの… 」
「 cmで流れてきた期限が今日までの オーディション ? 面接 ? えと… 募集のやつに来たんですけど 」
何もかもが無知でかつ語彙力皆無の野郎が 突然押し寄せてきてぶつぶつ言うのに応じて 優しく対応してくれた女性のかたには 感謝しかなかった
"男性アイドル募集の広告を見て 来られたかたで お間違えないでしょうか?"
「 はいそうです…!」
"でしたら今いる場所から あちらに行ってもらって左のエレベーターを使用した際に 7のボタンを押してそこから 右に真っ直ぐ行って頂くと並んだかたかちが居ると思うので 順番が来るまでお待ちください"
さっきのかたとても優しいかただったな
1回1回丁寧に説明してくれるし 手を添えつつ行く方向まで教えてくれるとか 方向音痴の僕でも分かりやすかった
そう内心深くお礼をすればエレベーターに乗り 7のボタンを押した
ピンポーン🔔
7に着くまで人生で一度も感じたことのない 緊張が僕を襲ってきたのが分かった
それはそうだろう 好奇心で行った場所が想像もしない大きいビルで 人も多くきっちりとした人しか居なかったのだから 緊張は余計にするはず
しかもここに来たとしても何をするのかを 全く理解してないと言わんばかりの服装をする僕は エレベーターに乗る前にも沢山の視線を喰らっていた
アイドル要素0の僕は 歌はもちろんアイドルと言えばのダンスですらしたことがないのに ノリで来たとしか思えない格好に 自分自身も呆れるしかなかった
ようやく … いやあと少しで自分の番になると考えるだけで すごい緊張が増していく
周囲を見渡せば何もかもが整った容姿を兼ね備える 男性たちが沢山居て その人たちは僕を見てくすくすと嘲笑うかのように 遠目から見られているのがすぐ分かった
そう考えながら下を俯く僕に出番が来た