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ポタポタと垂れる点滴。
咲き乱れる紫陽花。
毎日の様に見つめていた。
シャークん
…無駄な事なのはわかってる。
だって俺は
どうせ死ぬから。
シャークん
俺はどうせ一人で死ぬ。
誰かに見送られる訳も無く。
誰かと一緒な訳もなく。
誰にも気付かれる事も無く。
消えてしまうんだろう。
シャークん
シャークん
シャークん
シャークん
シャークん
シャークん
ガチャッ
シャークん
医院長(桐谷先生)
そこには
桐谷先生と、
きんとき
左腕が灰色に染まった
俺と同じぐらいの男が
いた。
医院長(桐谷先生)
医院長(桐谷先生)
シャークん
医院長(桐谷先生)
医院長(桐谷先生)
きんとき
医院長(桐谷先生)
医院長(桐谷先生)
医院長(桐谷先生)
医院長(桐谷先生)
シャークん
きんとき
医院長(桐谷先生)
ガチャン…
シャークん
きんとき
あいつも、同類の病…?
…どういう事だ、?
……。
話しかけてみたほうが早そうだな。
シャークん
きんとき
きんとき
シャークん
きんとき
シャークん
きんとき
シャークん
は…?
なに…これ…?
石…?
シャークん
シャークん
きんとき
きんとき
シャークん
きんとき
シャークん
きんとき
きんとき
きんとき
シャークん
シャークん
シャークん
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
シャークん
そうか、お前も一人なのか。
俺と同じ…か。
……。
一人なら、
俺も一人だから、
俺はそいつに声を掛ける
シャークん
きんとき
シャークん
シャークん
きんとき
きんとき
え!?笑われた…?
きんとき
シャークん
シャークん
シャークん
シャークん
シャークん
きんとき
シャークん
きんとき
きんとき
きんとき
シャークん
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
シャークん
きんとき
きんとき
シャークん
きんとき
きんとき
シャークん
シャークん
きんとき
きんとき
シャークん
きんとき
シャークん
きんとき
きんとき
窓の外に見えるのは
青や紫、桃色の
紫陽花が見える。
きんとき
きんとき
きんとき
確かにそうだ。
あんなに美しくて、綺麗なのに。
毒を持っている。
……。
そうかもしれない。
俺はきんときの笑顔が素敵だな、と思った。
紫陽花と同じ様に
ずるい…と言うよりかは
“悲しい”が近いかもしれない。
こんなに、優しく接してくれて、
しかも…顔も良くて。
笑顔が素敵で。
こんなに良い人なのに。
石化して砕けるなんて、
“悲しい”。
きんときみたいな人こそ
長生きしてほしいと思う。
そう思うと涙が出そうになる。
シャークん
きんとき
きんとき
シャークん
シャークん
きんとき
きんとき
シャークん
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
シャークん
きんとき…
シャークん
シャークん
きんとき
きんとき
シャークん
きんとき
シャークん
きんとき
シャークん
俺は、一人だった病室で
初めての友達ができた。