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僕は恋をしている。
いつも公園で見かける女の子。
ブランコで1人、いつも遊んでいる。
優也
愛香
愛香
優也
優也
愛香
優也
優也
愛香
愛香
愛香
愛香と名乗るその女の子は、ゆっくり物語を語っていく。
時に切なそうに、時に楽しそうに。
翌日も、やっぱり愛香はそこに居た。
いつもと同じ、ブランコをこいでいる。
優也
優也
愛香
優也
愛香
愛香
優也
優也
愛香
愛香
まるで書いてある事を読み上げるみたいにすらすらと、でも気持ちを込めて話す愛香。
彼女の唇から、滑り出すように出てくる言葉の数々は、楽しげに踊って、僕を物語へと引き込んだ。
その翌日も、またその翌日も。
愛香はやっぱりそこに居る。
ちょっぴり古びたブランコを、つま先で蹴って揺らして。
風になびくミディアムの髪は、光を跳ね返して焦げ茶に光る。
なんとも、物語にありそうな風景だ。
優也
優也
愛香
いつの間に、僕達は打ち解けあったのだろうか。
最初はあんなにたじたじ話していたのに、今じゃ楽しげにすら見れる愛香の口調。
愛香の作る物語は、卵が話したり、チェスの駒が走ったり、鏡が溶けたり、とにかくぶっ飛んだ話ばかりだったが、
僕はその、愛香だけが作り出せる世界観に魅了されていった。
愛香
優也
愛香
愛香
愛香
えへへと苦笑いする愛香。
愛香
優也
優也
愛香
愛香は一瞬驚いた顔をする。
でもすぐにいつもの朗らかな顔を戻ってくれた。
愛香
愛香
優也
優也
愛香
優也
愛香
優也
優也
愛香
愛香