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この作品は

コーヒー事件参加作品です

叉來あすか様作の

世界の終わりに告白を

の続編を書かせていただきました

読んでいない方はそちらからどうぞ

はい、いや、あの、本当にね?

お姉様の作品の続編書くなんて

なんと恐れ多いことか…

なんて前置きはどうでもいいですね、はい

大変申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ

という事で

『あの日から世界は始まった』

お楽しみください

本当の 【世界の終わり】 っていうのは こういうことなんだと、 彼の笑顔を見て思った。

杏佳

嘘…でしょっ…

泣き崩れた でも、遥斗は 私を見下ろし 作った笑顔を崩さない

杏佳

もうっ…嫌…っ

遥斗

…大丈夫、俺が居るから─

杏佳

触らないでっ!

杏佳

私には悠祐さんしか居ないのに…こんなのっ…酷いよ…

杏佳

開けてよ…ねぇ、ドア開けてよ!

遥斗

嫌だ

遥斗

あいつの名前を呼ぶ限り、思う限り…ドアは開けないよ

遥斗

…そんなに動かしても無駄だよ

遥斗

俺しか開けられないようにしといたから

遥斗

遥斗

だから

遥斗

もう諦めなよ

遥斗

ねぇ

遥斗

…2人で暮らそう?

杏佳

んっ…ふぁぁぁ…

杏佳

…あれ…ここ

杏佳

杏佳

遥斗の家?

遥斗

あ、起きた?

遥斗

おはよう

私の目には パジャマ姿の遥斗と 綺麗に片付いた 遥斗の部屋の中が写った

杏佳

…っ…隕石は?

杏佳

私たちシェルターの中にいたのに…

理解が追いつかない どうして? 私は…

私は…?

遥斗

隕石?シェルター?何言ってるの?

ゆ…すけ…さ…

結婚…し…

嫌っ…なんの記憶?

遥斗

俺達結婚してずっと俺の家で暮らしてるじゃん

遥斗と…暮らす…結婚?

杏佳

あ…

遥斗

き…か

あれ、私

遥斗

きょ…か…

何考えてたんだっけ

杏佳

遥斗

杏佳?

杏佳

あっ、そうだったね

杏佳

何言ってんだろ私…

杏佳

あはっ…疲れてるのかも

杏佳

朝ごはんつくっちゃうね

遥斗

前の記憶は消えたはずなのに たまに杏佳が あの時に戻ったみたいに 話し出す

…まぁ すぐに忘れて 朝ごはんを作り始めるんだけど

遥斗

寝言で悠祐なんて言う時もあるから…

遥斗

不安で堪らないよ

あのシェルターの中には 記憶障害を起こす薬を混ぜた気体を 毎日少しずつ放出させて 最終的には記憶を消した

俺も少しおかしくなったけど 毎日 "薬"を飲んでいたから ある程度は防げた

遥斗

新しい記憶を植え付けさせるのも

遥斗

杏佳が愛していた婚約者を殺すのも

遥斗

杏佳の為って思うと…楽しかったな

隕石は陸地には落ちず 海に落ちた だから今も 安心安全に暮らせている

遥斗

世界の終わり?

遥斗

そんな事知らない

遥斗

終わっても終わらなくても

遥斗

俺は杏佳とは離れない

遥斗

これからもずっと一緒だよ、杏佳

遥斗

愛してる

あの出来事を世界の終わりと言うなら 俺は 【世界の始まり】 とでも言おうか

そんな事を考えて 後ろからそっと 杏佳を抱き締めた

あの日から世界は始まった

fin.

この作品はいかがでしたか?

2,040

コメント

19

ユーザー

とんでもない展開だあああ!! あの、ミラティブにいるちょこちゃんですよね!? え。ん?あれ?私の推しですよね…(?)

ユーザー

んにゃまぁ〜! 記憶消されとるー!😱

ユーザー

ふぁぇぇ とんでもない展開で、もう最高...✨✨

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