odmnマフィアパロ　記憶のない少女と迷い

僕はうたい

親はいない

数ヶ月前出かけたっきり帰ってこなくなった

ピーンポーン

ドサッ

僕は意識を失った

目が覚めたら知らない場所にいた

子供にそんな残酷なことさせるなんて悪魔かと思った

ただあふぇさんは慣れているかのような反応だった

バン！

その時の光景は今でも覚えている

世界ってこんなにも

残酷なのだ、と

あふぇさんだってやりたくてやってるわけではないのはわかってる

数こなしていって慣れてるだけ

でも

僕は人を失う悲しみを知っている

親がいなくなったあの日から

僕は流れるように昔のことを話していた

その時聞いた話では

この組織には調べ役がいること

連れてこられたのでは毎年一人選ばれるらしい

その中に選ばれなければまた１年同じ

そっから僕は

必死に相手組織の情報を探って

認められようとした

結果……

まあ調べ役もそこそこ大変だけど

僕の肩には毛布がかかっていた

きっとあふぇさんがかけてくれたのだろう

僕は聞き覚えがあった

それは

数日前

確かその名が

ニグ

その日の夜

なんでまた同じようなとこに?

そんな毎日を過ごしていただき

事件は起こる

ガチャン！

花瓶が割れていた

まあぶつかるのはよくある

ただそれより気になるのは…

想像以上に怯えているニグさんだった

ただ僕は思いついた

そんな話をしてたら

ガサガサッ

バン！

まあもちろん僕達は隅っこで怖がってたけど

何が起こったのかもわかんなかったとき

声をかけてくれたのがこの二人だった

でもどうせ同じようなとこだろうな

まあ1番怯えてたのはニグさんだったと思う

結論も出してない中

半ば強引に連れてかれた

その時思ったよ

楽しそうだなって

ごめんなさーい