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~体育祭を終えて~
6月10日
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体育祭が終わった。
あたしの好きな人が
好きな人と付き合った。
平井花凜
鈴木和雪
相川純恋
吉田椿樹
相川純恋
自然体で楽しそう。
これが自然よね。
平井花凜
平井花凜
相川純恋
平井花凜
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
平井花凜
文化部にも回してあげてほしいわ。
吉田椿樹
吉田椿樹
相川純恋
鈴木和雪
相川純恋
その発想は面白いけど誰が来るの?
ちっちゃい子供?
吉田椿樹
吉田椿樹
いたわね、ここに。
相川純恋
相川純恋
平井花凜
平井花凜
2、3年生はまばらになってくれから
1年生も被りなければ決定できるはず。
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
鈴木和雪
鈴木和雪
相川純恋
オシャレなの思いつくわね。
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
絶対たまごってことしかわかってないわ。
平井花凜
相川純恋
平井花凜
相川純恋
平井花凜
相川純恋
まさかそんなに被るとは
多すぎてもダメだから
食べ物はひと学年に1〜2……
鈴木和雪
吉田椿樹
恋人(?)主役決定したわね……
吉田椿樹
相川純恋
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
相川純恋
相川純恋
椿樹はピュアだからね……
平井花凜
平井花凜
鈴木和雪
鈴木和雪
平井花凜
鈴木和雪
相川純恋
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
鈴木和雪
また忙しくなるわ。
鈴木和雪
相川純恋
吉田椿樹
相川純恋
鈴木和雪
吉田椿樹
平井花凜
でも文化祭の前にテストか。
鈴木大丈夫かしら。
前回ギリギリだったけど……
授業中寝なきゃいいのに。
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
慣れたな。
あの2人のことも
この"恋人ごっこ"も。
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
椿樹は"恋人ごっこ"が好きらしい。
"普通の幸せ"に憧れてるのかな……
あたしも憧れてる。
あくまでかたちだけだけど……
それでも良かった、楽しいもの。
___________________
でもお互いわかってる。
気づいている。
"恋人ごっこ"を続けた未来に
あたしたちが憧れた未来などないことも
正解なんてなくて
答えはいつまでも変わらないことも。
~好きな理由~
6月23日
___________________
あたしのパートナー
恋人のふりをしている椿樹は
謎が多い男の子。
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
テスト週間になったので
椿樹に苦手科目を教わりにきてた。
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
基本的にどの教科でもできるし
教え方は上手だし
人望もあるし……
どうしてわざわざ進学校から
うちにきたんだろう。
店員
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
店員
平井花凜
吉田椿樹
店員
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
いつもは確認があるけど
新人なのか椿樹の顔みて緊張したのか
今日は確認がなかった。
それを不思議そうに見つめてる。
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
エスカレーター式の学校なら
わざわざ受験する理由って……
平井花凜
吉田椿樹
それだけで進路決めちゃうなんて
相当のばかよ。
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
そうだったのね……
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
鈴木追いかけてきて
あたしを恋人のふりに誘った
ってわけね……
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
あたしたちがしてることは間違ってる。
多くの人を裏切る"嘘"をついている。
平井花凜
平井花凜
平井花凜
平井花凜
また嘘を重ねた。
お母さんは嬉しそうに
行ってらっしゃいって言った。
その顔が忘れられない、
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
平井花凜
憧れてた"理想"を
椿樹といれば叶えられる。
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
友達以上恋人未満
が1番似合うでしょうか。
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
平井花凜
平井花凜
いつか
本当のことを言う日まで
あたしたちは
嘘を重ね続ける。
吉田椿樹
吉田椿樹
平井花凜
あたしは気づかないふりをする。
この"嘘"が自分たちの首をしめて
もっと胸を締め付けていくことに。
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甘いものが好きで
運動が好きで
漫画が好きで
挙げられる共通点なんて
片手で数えられる程だけど
それでもあなたと
椿樹と一緒にいたい。
~夏のはじまり~
7月12日
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最近笑顔が増えた気がする。
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
明日から夏休みになるからな。
テンション上がってる。
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
出会った頃は相川さん見る度に
顔を歪ませてたけど
だいぶ明るくなった気がする。
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
平井花凜
平井花凜
平井花凜
吉田椿樹
これで良かったんだろうか。
相川さんからの疑いも晴れて
4人で仲良く話すことが多くなったけど
いつも、不安が募る。
相川純恋
吉田椿樹
相川純恋
相川純恋
おー入れ違いか?
吉田椿樹
吉田椿樹
相川純恋
吉田椿樹
相川純恋
相川純恋
吉田椿樹
相川純恋
吉田椿樹
ナチュラルに呼ぶようになったな
名前。
相川純恋
相川純恋
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
またひとつ不安が募った。
俺と花凜が一緒にいることを
もうみんな当たり前に思ってんだな。
___________________
俺は迷っている。
嘘を重ねる度に
傷つくのは自分だと知っていた。
でも本当はわかってなどいなかった。
そして気づいてる。
お互いに依存してること
見て見ぬふり続けようか
迷い続ける。
~あついそら~
7月31日
___________________
こんな暑い日に
男ふたりで何してんだろう。
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
夜になったから涼しくなったほうか。
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
それでも俺は嬉しいんだ。
お前の隣にいれること。
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
バレー部に入ったらかずとの時間増える…
って考えたこともあったけど。
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
夢がある。
まだお前にしか話してない夢。
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
俺は服が好き。
かずと同じくらい。
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
大好きな服も
お前の気持ちも
全部……
鈴木和雪
鈴木和雪
全部手に入れることはできない。
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
気づいてた。
気づかれてた。
いつもニコニコと
笑ってかわせてると思ってたのに。
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
それで、外に連れ出したの?
いつもゲームとくだらないおしゃべりで
何時間も過ごせるのに。
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
俺が気を使うってわかってるから
ちゃんとそれ以外のメニューがある店
わざわざ選んで……?
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
ちょっとこぼしただけじゃん。
流れで……
吉田椿樹
鈴木和雪
なんでそーゆうことするかな。
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
ああ……
これだから俺の好きな人は……
これだから困る。
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
好きだ。
だから、言えない。
また俺は嘘を重ねることとなる。
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
"好き"を
この恋を
隠すために。
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
それ以外の言葉が上手く喉を通らない。
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
そんな風に思ってくれてたんだ。
鈴木和雪
吉田椿樹
気難しい顔して
さらっと嬉しいこといっぱい言うもん。
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
鈴木和雪
こんなことを言ってる人が
好きな人じゃなかったら良かったのに。
吉田椿樹
そしたらまだ
"好き"って嘘でも言えたのに。
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
吉田椿樹
吉田椿樹
え、なんで俺
顔むにむにされてんの?
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
誰のせいだと思って……!
鈴木和雪
吉田椿樹
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
鈴木和雪
吉田椿樹
鈴木和雪
あついのは夏だからか。
体温があがったせいか。
そのどちらでもいいから
吉田椿樹
吉田椿樹
鈴木和雪
この夜がまだ終わらないでほしい。
できるだけ長く一緒にいたい。
吉田椿樹
吉田椿樹
そう……
下心いっぱいの気持ちで
埋め尽くした笑顔で
長く一緒にいれるように
時間稼ぎした。
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もしずるい俺に
新しい恋に踏み出す勇気がわいたら
その時は重ねてきた嘘を捨てて
ちゃんと伝えられたらいいな。
好きだって。