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すずな
すずな
藍(らん)
すずな
すずな
すずな
もう…
あんな顔してほしくない──…
藍(らん)
藍(らん)
藍(らん)
藍(らん)
すずな
藍(らん)
藍(らん)
すずな
藍(らん)
藍(らん)
すずな
すずな
藍(らん)
すずな
すずな
すずな
すずな
すずな
すずな
すずな
すずな
すずな
藍(らん)
ぱっ(すずなが立ち上がった音)
すずな
なんでかな
今この話をしたほうがいいような気がして──…
グイッ
藍(らん)
藍(らん)
今までこんな話誰とも出来なかった
藍くんはこの街に来たくなかったかもしれないけど
私は…藍くんに会えてよかった
藍(らん)
藍(らん)
来てよかった
すずなに会えたから
同じこと
思ってた──…
すずな
藍(らん)
すずなは崖から落ちそうになったところ、藍に抱き抱えられた
すずな
ギュッ
すずな
藍(らん)
藍(らん)
藍(らん)
キレイだったから
藍(らん)
藍くんは
藍(らん)
私の深いところにいる
藍(らん)
藍(らん)
すずな
なんでだろう
懐かしい匂いがして
私、どっかおかしいのかな
だって藍くんとは今日会ったばかりなのに
『人魚かと思った』
王子様を助けた人魚姫は
こんな気持ちだったのかな──