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孝宏

(俺は今日趣味の1人登山に来ている。あまり皆に知られていない△△山だがそこで山賊に出会ってしまった。空手を小学校1年生から15年やっているから余裕で倒せると思ったのだが、異常に強い。しかも明らかに命まで狙ってきている。)

孝宏

もういいだろ、金は全部渡したじゃないか

山賊

顔を見られてるんだ、帰すわけないだろ

山賊

それに殺すのが趣味なんだ、毎回金を奪ったら殺してるよ

孝宏

(今までに何人も殺してきたってことか)

孝宏

(…こうなったらもう走って逃げ切るしか…)

タッタッタッタッ

山賊

ふんっ無駄だよ!!

孝宏

孝宏

そんな…崖に…なってる

山賊

どうした、あまりの絶望感に腰が抜けたかww

孝宏

孝宏

くそっ(…ダメだもう後ろには下がれない)

山賊

お前と俺には圧倒的な力の差がある

山賊

もう終わりだ!

山賊

斧で首をちょん切ってやるよ!!おらー!!

孝宏

(首をちょん切る?…そうかあの方法ならこの状況を打破できるかもしれない)

孝宏

(ギリギリまで待って…まだ……まだ…今だ!!)

サッ

山賊

なっ(避けられただと?)

孝宏

何を驚いてるんだ?避ける元気くらいあるさ

山賊

まぁ避けたところでお前が不利なことに変わりは…あ

孝宏

そう、あんたは油断しすぎた

孝宏

首をちょん切るってことは斧を大きく横に振らなきゃいけない

孝宏

でもこんな場所でそんなことしたらどうなるか少し考えたら分かるはずだ

孝宏

孝宏

て言ってももう聞こえないかな?

山賊

(遠心力…崖…あいつこれを狙ってやがったのか…)

ドンッ

孝宏

油断大敵だよ山賊さん

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