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主
主
主
【⠀君の声が聞きたくて 】
第一章 program2 キセキ
古屋 かける それは、私の初恋の人の名前だ。
みすず
古屋 かけるとは、6年前の話になる。
私は、7歳で母を亡くした。 父は仕事が忙しく夜の12時頃に帰ってくる。
お父さん
父は、いつも私に謝ってくれる。
小さかった私は、母を亡くし 寂しくない訳がなかった。 でも、
みすず
みすず
父は私のために沢山働いていてく れた。
私が我慢しないと! って強く思っていた。
その時だった
かける
っと、後ろから声が聞こえた。 後ろに振り向くと、茶髪で目が綺麗 な男の子が立っていた
かける
みすず
腕を一生懸命に振りながら 私の目の前に走ってきた。
かける
みすず
かける
かける
っと言って手を握てきた。
みすず
かける
かける
みすず
みすず
かける
かける
かけるは、とても笑顔が似合う子だ った。 私は、あまりにも突然で何が起った か未だに分からなかった。
でも、
みすず
みすず
かける
久しぶりに笑った。 自分でも何で笑ってるかは分からなかった。 でも、面白かったんだ……。
かける
かける
みすず
それから毎日のように遊んだ。
でも、11歳の冬 かけるは、どこかに引っ越してしまった
この、楽しさがずっと続くと思ってた…
みすず
かける
私とかけるは、泣きじゃくった
かける
みすず
かける
かける
かける
みすず
みすず
かけるは、車に乗り どこか遠くに行ってしまった。
みすず
あれから もう二度と会うことはなかった。
みすず
すると
ガラガラッ
教室の前のドアが開いた
みすず
みすず
私は前を向いた。 そこに立ってるのは 茶髪で目が綺麗な男の子だった
かける
かける
お父さん
クスクスッ
周りの子達がザワつく いや、そんなことどうだっていい 間違いない、あの子は
みすず
シ〜〜ン
教室の皆がかけるの視線から 私への視線に変わる
みすず
みすず
私は、タコのように真っ赤な顔になってると思う。 鏡を見なくても分かるぐらい顔の熱さ……。
みすず
私は不意にかけるの顔を見る
かける
かけるは私の顔をジロジロ見る
かけるの口がひらいた
かける
みすず
私は、まるで氷にでもなったのかと思うぐらい 息をするのも忘れていた。
第一章 program2 キセキ [完]
主
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