義理の兄から溺愛されてます。

また謝りに来たのか？

謝られても俺は許せない、許さない

俺の大事な人を奪ったんだ

俺と樹と仁斗は中学生の頃からZINKという名で暴走族していた

唯菜

それは仁斗の妹であり、樹の彼女

そしてZINKの姫

ZINKは俺ら3人の他にも2人のメンバーがいる

玖音と初唯

2人は俺らの年上で高校生だ

喧嘩の強さは仁斗と樹と俺が上だから高校生関係なく俺らの下についている

皆仲が良かった

年齢など関係なしに笑いあって泣きあって

この5人で過ごす毎日は俺の宝物だった

唯菜も俺らの事を沢山心配してくれて優しくて

樹の彼女なのか、、と常日頃から思っていた

今思えば俺は唯菜に惚れていたんだ

ただそんな幸せな日々は長く続かなかった

3月20日

何者かに刺されて○んだ＿＿＿

俺は耳を疑った

唯一の家族を亡くした仁斗

初めての大好きな彼女を亡くした樹

俺は泣けなかった

涙が出なかった

唯菜が亡くなった翌日

俺は泣いていた

メンバー皆両親は亡くなったか、仕事で忙しかったかで

俺らZINKはアジトで暮らしていた

もちろん唯菜も

毎朝皆を起こしてくれていた

そんな唯菜が起こしに来なかった

あぁ……ほんとにこの世から居なくなってしまったんだな…

俺は……きっと唯菜はまだ生きていると思っていたんだろう

思いたかったんだろう

唯菜がもう居ないと実感したその時俺は涙が止まらなかった

それと同時に唯菜を刺し○した人間に対しての怒りが湧いていた

“許さない”＿＿＿＿

それから数日後

唯菜の血と見られるものが付いたナイフが樹の部屋から出てきた

指紋認証をしたが…誰の指紋も検出されなかった

ただ樹の部屋から出てきたという証拠があったため

樹は逮捕状を出された

樹は捕まったが……樹は未成年だった為牢獄での生活はそう長くはなかった (実際のこうなのかは分からないBy作者)

これがきっかけで俺らZINKは解散する事となった

仁斗は話せる状態ではなかった

真っ暗な部屋に引きこもって何も食べずただ日に日に痩せていった

そんな日々が続く中ある噂を耳にした

“樹が新しく暴走族を創立した”と、

俺はそれを聞いた瞬間すぐに仁斗の元へと伝えに行った

そしてDarkGodが誕生した

俺らは復讐するための準備をした

それと同時に俺はこっそりと…唯菜を○した真犯人を探していた

唯菜を○したのは俺じゃない、と言っていた樹の顔は嘘をついていなかった

きちんと真犯人を突き止めて証拠も集めてから仁斗に伝えようと決めた

樹は……もう諦めてるみたいだけど

唯菜が○された時間帯、樹はZINKの下っ端の奴らと地下で訓練をしていたそうだ

下っ端の奴らが俺らが解散したあとに教えてくれた

もっと早くに教えてくれたらよかったのに、と思いながらも今、まだ真犯人を探している

俺の頭は今混乱中だ

樹にぃに彼女がいたことも何故か気にかかるし

仁斗さんと樹にぃの間にこんなことが起きていたことにも驚いてるし